うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

バーフバリ完全版王の凱旋

 

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千葉から住居兼事務所として買って秋田の大館に引っ越して来たら
そこは廃業した元映画館だったという御成り座。

それでいま復活させて四苦八苦しながら
(そこが映画になりそうなドラマ)
映画をかけているという御成り座のロビーに
うさぎさんが放し飼いということで

今年の夏に自転車旅行でうさぎを見にいったのですが

 


寄ったついでにそこで映画をみたのがバーフバリ伝説誕生でした。
で、それは二部作の前編だったようで(後編じゃなくてまだよかった)
映画の最後だというところで、えなんだってーと思わず叫ぶ
終わり方をしています。

なので今回、夏の大館自転車旅でし残したことを
やっておかないとと
VIVIのなかにある映画館にいってきました。
初めて行った。でかいのかと思ったら大館より小さかった…
音の大きさもサイズなりでそこはちょっと残念。

内容は強烈すぎて なんですが パワー感に圧倒されました。
もう細かいことはなんだっていいじゃないという感じ。

完全版おすすめ、時間は瞬きする間もなくあっという間に過ぎます

矢を射るシーンや船が飛ぶシーンのなんて美しいこと。

映画館から出て帰宅したら疲れがすっと抜けていました。

疲れがほんとにすっときれいにない。

 

でなんと帰宅したら、ずっと前に予約していたこの映画のレンタルDVDが
届いていたという…
なんでこのタイミング。

いいのか悪いのか…まあ脳内反復せず
もう一度観られるのはうれしいです。
歌が意外によかったりなんですよ。

 

2018 秋の100kmライド in丸森

日曜の朝、6時半に目覚ましをセットしたのに
音に気付いて起きてみると
針は 7時10分をさしていました。
スヌーズがなければ危なかった

8時受付8時半出発に間に合わせないと。

あわてて服を支度
なにもかんがえなくていい長袖セットや
あれこれ ポーチの中味は昨日のままで自転車は予備機に。
寝間着のままクルマに飛び乗り名取に出発しました。

なんだかんだ、受付には間に合ったのですが
メンソレータム塗ったりしていたら第一グループのスタートに遅れてしまい
数分遅れての第二グループからの出発となりました。

そのままみんなと一緒に
調整とリカバリーでゆっくり走ろうと思っていたのに
どうも前のひととペースが合わず人の様子を見ながら抜いているうち
前の人のことを考えるの面倒になり、先行する所属グループに追いつこうと
開き直って、もういいやとスピードアップ。
やがて空港すぎあたりで追いついたようなでも
女性もいるしどこが先頭かわからず
そのままやっぱり考えるのめんどくさくなり、自分だけの世界でひたすら走ります

坂は昨日ひとばん自転車のうえで踊っていたせいか、
ちからが入らない…というかこの予備自転車のTIMEとは相性があまりよくなくて
うまく曲がれないし乗れないのです、なんでしょうねできるだけお尻を
サドルのうえでこすらないよう脚を回します。

きのう 走ったあとあまり動かなかったので固まってしまった身体を
ほぐしながら。
その後ちょっとした峠で、抜いたひとに初めて抜き返されたわけですが
あとで気づけばそのひとは以前ブログ読んでますと言ってくださったIさんでした。

びっくりしました。
こんなとこで再びお会いするとは。
しかもIさんだけでなく奥さんも速い!。
レースに出たら、入賞間違いないかも。

 

あと、案山子まつりをやっていて動かないはずの
案山子がこちらに がんばれーと大声をあげたのにびっくりした
おばあちゃんが3.4人案山子の横で座って応援してくれてました。


それにしても、なんでしょ日中の100kって距離と時間のたつのが速いです。
なんでこんなにすぐ距離がすすむのだろう。
土曜の夜中は走っても走ってもたった60kが遠かったのに。

この丸森ライド初めて出たのは自転車を買って乗り始めた三年前
あのときはものすごい風で、インナーローで時速10キロしか出なかった
きつかった。
自転車乗るといまもきついばかりででも
あのときから比べ自分も少しは進歩しているのかなあと懐古モードになりながら
帰りは幾分ゆっくり
ただ、ストラバ区間があるだろうなあという坂だけ頑張りました。

車もなくいい天気を満喫しました。
たまごスープおいしかったです。
ひとを待っていたらどうしました?とバイクのサポートにもお声掛けいただいたりで
いろいろ安心でした
ありがとうございました。


ボトルを忘れたので折り返しでの水とかアクエリアスがとてもおいしかった。

 

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青森へその3

青森まちなかおんせん【公式ホームページ】

脱衣所の扇風機の前という過激にほど涼しいとこで裸で寝てしまったので
なんだか体調が台風並みに複雑な感じでした。
気持ち悪い風邪ひきそう疲労でめまい
空腹のようななんだかもうよくわからない

そのあと時間がまだあったのですがじっと一か所にいるのが飽きたので
雨も上がったしタクシーついでに
すぐ近くの市場にうわさののっけ丼をしにいきました。

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うーん…、最低650円から。

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次に、またタクシーで新青森に戻り
こういうとき唯一食べられるカレー

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そしてお腹が復活してきたので、カフェでタンパク質補給にホットドッグと
珈琲そして時間つぶし。コーヒーがおいしく感じたのがよかった。

新幹線の軽食をおいしく食べるためにちゃくくちゃくと準備。

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観光案内所で地図をしばし眺めていました。
ここがなんだって進まなかったのだろう
たったこれだけの距離に一晩かかってしまった。

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 さあ時間です。新幹線で帰るというだけじゃない

特別なこのために青森に来たという最大イベント

グランクラスはちばん後ろでした。アテンダントさんが
立って出迎えてくれていました。新青森からは
ぼくひとりしか乗ってこなかったようでした。


目があったのでよろしくお願いします
といいました。

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見えにくいですがシートのうしろに自転車を置いています。


自転車にとってもグランクラスの場所は素晴らしくて
シートを倒しても、なんでしょぐいーんとカプセルの中で
倒れるみたいに後ろの位置は変わらずシートバックが
自転車にあたることもないので安心なんですね。

お飲み物はいかがなさいますかニコっ
予習したので、スマートに○○というつもりでしたが
忘れてしまっていました。

疲れと緊張。

スパークリングの…えーと
りんごのがありましたら。

それでしたら、シードルをお持ちしますね
ニコっ。
腕を前に添えてご挨拶

軽食もご一緒にいかがですか?
はい。
これは覚えていました
もう去年、一昨年からこの瞬間を、夢見ていましたから。
はい和食で♪

ごいっしょにおつまみなどいかがですか?
ん?
それは知らなかった
おつまみっていうと固いのかな?
うーん、別に食べたくはないな…
いやいいです、といいました。

でもこういうときはさっきのブランケットお使いになりますか?
(たぶんぼくの脚をみて)という提案を断らず
受け取ったほうが仕事としてはいいのかなと
余計なことを考えてしまいました。

なんだかんだ、なんども回ってきてくださって
シードル2本とりんごジュースを頂きました。

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そう、忘れずにいいました。
仙台から自転車で青森に来て疲れているから
寝てしまうかも、そしたら仙台で起こしてくださいね。

はい、ではもしお休みのようでしたら仙台に到着の10分前にお声がけに伺いますね。

で、結局、この瞬間のために頑張ってきたのだからもったいなくて
眠れずにいました。でも仙台前に
コーヒーもってきてくださり、うれしかった。

18席に対し5人だけの搭乗でした

アテンダントさんがひとり専属でついて

面倒見てくださいます。(人数が多いとふたりらしい)

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行は24キロで20時間。(休憩時間含むと24時間)
帰りは200キロで2時間なんだなあ

ちょっとそれなりの感慨にふけっていました。


出迎えてくださったアテンダントさんがロビーに
お見送りに出ていらっしゃいました


よく自転車でおでかけするのですか?
と聞かれたのですが質問の意図がぴんと来ず、

そうですね、こうやって輪行もたまにですが
けっこう行きますと自分でもよくわからないことを・

話ついでに今日は…とさっき思ったことを言うと
450キロという距離より 24時間かかったという方に反応していました。
距離だと そういえば日常の仕事場がスゴイ移動距離だものなあ
一日数千キロ?かないません。
どう接していいのかわからずそんな程度の会話。

お気をつけていってらっしゃいませ、
おかげさまで楽しかったでした、お世話様でした。


仙台にの乗り換えでコンコースを歩いていたら
うさぎの立ち耳をつけた網タイツミニスカートの若い女性が三人
闊歩していて、思わず青森で撮ったこの写真と脳内で比較したのでした。
うしろをついていくスマホむけている男性がいたもので。

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思いだしたのは新青森駅での立て看板との異次元感…

 

速く帰ってうさぎのたまちゃんをたくさん撫でで上げよう。

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列車のつなぎ目は自転車の特等席。

 

まとめ。
走り終えたら自転車と脚にお礼と感謝を言ってさすってあげよう。
メンソレータムは救世主
自転車で走り終えて濡れたくないときタクシー最高。
リチウム電池スゴイ、冬でなくてもLEDライトには長持ち最強1.35倍。
(最近までリチウム電池ってニッケルカドミウム電池のことと勘違いしてました)

帰宅したらうさぎに後を追われました。

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結論
新幹線グランクラスまた乗りたい。
なにか目的をもたないと乗る機会がない
そうだ今度は別ルートで青森か遠回りして秋田に行こう

 

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青森へその2


昨日どこまで書いたかな、とブログをみて確認
寝ぼけながら書いていました。

300kを越えて、どんどん人影がなくなり
クルマもいなくなり、民家も、そして街灯の明かりすらも
なんだかない。これがいよいよ
白神山地らしかったです。
ちっともなにも見えないのだけれど
満月の陰で右側に山影だけが見えていました。
それと時折波の音、木が風で擦れる音。

ここまでリチウム乾電池ライトだけで走ってきましたが
Usbライトもオンにしました。
あまりに暗くて道路と木々と空の区別がつかない。


300キロまではなんとか順調でしたが
これは、このあとはなんでしょう、
200k走って翌日また200k走るのとは違う世界だと
このとき気が付きました。

なにしろ疲労が蓄積する一方で
進んでいるのかなにかが時間の中で空回りをしているのではないかという
さながら時間の流れが止まってしまったかのようでした。
誰もいないという寂しさのようなものはなく
なんでしょうね、昔最終列車で
山に向かい、深夜に山の中を歩き疲れたところで
登山道上でビバークをして山に登ったことなど突然思い出しました。
あのとき、もそうでした
なんということもない
ただ暗いというだけのことで、時間や疲労の観念が全く違ってきて
大して進んでもいないのに、もう十分来たと、ビバークした場所はほとんど
進んでいないところでした。

今日も、走っても思ったほどすすまない、という悲しみの中では
どうしたらいいのだろう、と堂々巡りでした。
コンビニなどは全くなく、自販機がある道の駅が、ふたつみっつあるくらいで
あとはなにもないのですここの間の60キロが
どれだけ遠かったか

一度仮眠をしようと思ったのは意識がもうろうとしてきたから
眠くはなかったのですが、なんだかぼうっとしてしまって。
小屋になっているバス停で横になりました。


先日深夜に走ったブルべのときは暗闇から速く抜けだしたくて
急いだような気がします。
速く走れば夜明けを速く自分のものにできそうで。
今回はたまたまこのなにもないあたりで
真っ暗なことになってしまったからかもしれないけれど
深夜の闇の中に懐柔されて早くにもがくのをやめたという感じ

目をつぶっていたらいつしか寝ていて起きたら20分経っていました
そのつぎもまた全然思ったほどすすまなくて
なんだか時間が過ぎているような、速く過ぎてほしいような
距離も景色も変わらない真っ暗の中
このとき、もういろんな意味でエスケープルートにてルートラボを進めていました。
雨の予報が10時から青森市周辺に出ていたこと。
風向きが常に追い風でつまり竜飛岬で方向転換すると80キロほど向かい風になること。
お尻の擦れと筋肉の張りが強くなりつつあること
それと、気持ちが悪く(胃が)なってきてなにも食べられなくなってきたこと。
いろいろですが、この時回しても疲れに対してすすまない理由が暗闇以外に
パンクというのは気が付いていませんでした。

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ショートカットすると決めてからはもう、さほど急がなくてもいいかなと
海を離れる前に明るい海をみたくてイカ焼きの道の駅でただねっころがって
目をつぶっていました。
中を開放してほしいなと思いつつベンチ
汗が冷えなんだか寒くなってきました。

メンソレータムをつけなおします、やっぱり飛び上がるほどひりひりします。
これでサドルに跨がれるのがむしろ不思議なほど。

300キロあたりに 切り替わりがあるのかな
頑張って走るだけではたどり着けないエネルギー切れのようなもの
そこがまだよくわからない
一生懸命200kまでは食べたんだけれど…
吐き気もでてもなにも吐くものがないし。

さてと道の駅を出ようとしたら
ちいさなギャップでフロントタイヤがゴンと
なにかリムうちみたいな衝撃があり
あれ?まさかと思いつつ、小さい駅をみつけて
写真を撮ろうとそこに入ったら
再びなにか異音。止めたついでにタイヤをつまむと
ぐにゅん…。
ひー。

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でもあれまてよ、仮眠を挟んでここまで持ったということは
これはすぐ抜けないスローパンクか、
だとしたらあれでいいや、
そう、ボンベで炭酸ガスを入れるだけ。
(パンク修理はできたらあまりしたくないので)
後ろのシロッコにはエンデュランスタイヤですから
パンクの心配はさほどないのですが前につけてるニュートロンは
レース用パワータイヤ、さっと見た感じや音を聞いても
抜けてる場所がわかりません。
ボンベを取り出し、数十秒で終了でした。
そのあとの走りは結構軽快で、あー、これこれ。
いやもっとも夜が明けたからともいえるかもです。

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海辺、漁師町、千畳敷海岸の観光地など
(初めて観光した)みながら通り過ぎます。

ひさしぶりのコンビニにほっとしました。

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そのあと普通の生活道路、時間とともに交通量が増えてきて
自転車はしりにくいなと思いながら、一路青森市に向かいます

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つよい向かい風あと残り40キロのメーター、
ちょっとめげそうになりながら
ふんばります。ここでタイヤに空気補充。

 

高速道路みたいなバイパスを走って
(青森って自転車乗ってる人ほとんど見ませんでしたママチャリですら)
到着、ほっとしました。
九時
出発してから24時間ほどでした

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着いたとい実感のないまま、切符を買った後
あと、どうしようかと、ぼうっとベンチで座っていました。
と、強い雨が降ってきました、
危機一髪でした。

でも自転車でこの後温泉に行こうかと思っていたけど
ここで濡れたくはないなあ、温泉入らなくてもいいかな
ご飯も、いいや。

でも寝転がりたい、ここは寒い
新青森駅周辺むかしの新横浜みたいでなにもない。


帰りの新幹線ででる軽食やシードルを気持ちよく満喫するために
どうしよう。
構内をしばらくうろうろしてみましたが
休めるとこもないようであと、ここで九時間…


気が遠くなりそうになり思いついて
タクシーで温泉に行くことしました。
自転車は駅につないで
自転車の恰好でへいタクシー。

街中の温泉に行きたいんですが
はい、いいとこありますよ。
1300円でつきました。青森駅の近くの
まちなか温泉。

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とりあえず温泉、桶がからーんと響くくらい
お客はすくないです、お湯船もそれぞれいくつもありますが
それぞれ貸し切り状態ぼくは露天に。
ひりひりじわーっと
あーきもちいい ちょうどいいぬるさ
しばらくでらられませんでした。

でたら今度はのぼせて気持ち悪いしめまいして動けなくなってしまい
脱衣所のベンチで裸で1時間…2時間くらいかな寝転がっていました
寝てました…。
そのうち扇風機の風が寒くて起きて、でもここを出たらもう寝転がるとこないなあ
と思いながらあと6時間か、と新幹線の時間まで

ですっかり冷えてしまって、今度はどうしようと出入り口に向かうと
休憩所とたべるとこがありました。
どうせなら別のとこでいいものを食べたかったですが、いいもの食べても
気持ち悪くなるかもと、とりあえずマグロの中落ち丼。
タンパク質が命。雨降ってる中歩きたくないし。

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ご飯全部食べ切れず、少し残してすみません。
今度はマッサージ器して休憩所

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いいなあここあったかくて、入浴料の350円だけで
テレビ見ながらずっと寝転がっていられるなんて、天国だ

もっと早くここにくればよかった。

…ながくなったのでまた続きます。

青森へその1

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行ってきました。
書くにあたり前回のブログを見たら
なんか想定したこと全部起きたみたいでなんとも。

考えてみると、長距離って
苦行だと思っていたのですが
そうではなく、試験なのかなという気がしています。
それまでの経験のつみかさねがないとできないことが多いからです、
荷物にしても何を捨ててなにを持っていくとか
パッキングや天気の見方
トラブルの時の対処などもろもろ

そして今回やはりいろいろ課題を残しつつ
それまでの失敗がすこしは役に立ったということもあったので
試験としてはとりあえず、合格かと思います。
第一の目標は達成しました
ただ、530キロは走らず100k削り440kでした。
まあそうはいってもそれまでの最高距離が280キロでしたから
大幅に更新ということで新たな経験ができました。

どういう風に書きましょうかと思ったのですが
気取りは禁物
いつものように時系列で思うまま書いていきましょう。

出発までの間経緯は書いた通り、時間を作るのがまず大変でした

一日で二日分の仕事をしてなんとか睡眠時間も確保して
予定よりマージンを稼ぐべく早めに出発。

いつもと違うことはしないと思いながら支度に
二時間もかかってしまいました。

だいたい行程予定表通りで、アベレージは25ほど
255キロでは40分くらいの貯金も作っての到着でした。
サラ脚効果と追い風アシストってやつです。
ブルべ、サイクリング、だいたい知った道を走るという安心感もあります
あのときどうだったなどと自分の足の記憶と回想の道。

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関山トンネル手前でいま片側通行にして工事をしており
聞くと自転車は車の最後に行ってくださいというので
キッツいなあと思いながらセーブしたい脚なのに
ダンシングで対向車を止めているわけなので
頑張ります、けれどそのあとはしばらく車が後ろから来ないので
トンネル越えてしばらくの下りは飛行機気分で浮遊して走ります
気持ちいい瞬間、ただし脚は回さず、ひゅーんと風の音だけ。

次に相変わらず好きになれない戸沢の国道を通ります
なんでこんなに交通量が多いのかと思ったら
今日は金曜でした日曜でも多いのに、心を閉じて無心。
やがて風車の道の駅、ここで肉うどんとソフトクリーム
(おいしい)30分速くついたこともありついのんびりしてしまう。

ここまで100Kほどなのになんか疲れていました

f:id:holonholon:20181028002156j:plain青い空と風車と白鳥

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青い空と紅葉の始まった鳥海さん

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象潟の海

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七号線秋田の手前の由利本荘で一気に真っ暗になり
さらに平日の通勤渋滞に巻き込まれしまいました
走りにくいことこの上なくて
こういうのはけっこう精神的にダメージが来ますね
すすまないという
九時に出たので時間的にそんな感じでしたが
混むあたりは今後調整することも考えないと。

さてここまではいろいろまあ快調でした。
ただ、脚を残そうと坂はとにかくインナーローで
くるくるとかダンシングしないとか
ケイデンスは速めにとか工夫してきたのですが
なんと、距離に対しいつもより足にダメージが来ている…
具体的には脚の裏側。なぜこんなとこが
いままでさほどいたくなったことがないのに。
なんでだと、思うにひとつはサドルの位置を後ろにすこしさげて脚が
サドルに当たらないようしたことと、
ケイデンス一定でからだや足に同じ負荷ばかりかかり
いつものように、いろんな風に身体を使っていないので
一か所だけにふたんが かかってしまっているんじゃないか

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とりあえず果物補給、りんご固くて食えなかった。

 

そこでサドルの位置は変えてパワー制限解除ということで
走ります。

いやー気持ちいい。
やはり気持ちよくないとね
自分の場合、少し一か所を使って、そこが疲れたら
違う部分で今度は回してという風なあちこちを使いまわすことで
それぞれが緊張と緩和をし、全体としてうまく回っていっているような
気がこのときしました。

だからもしかすると200キロまではいいけど
その後使い切ってしまうのでそれ以上の
いわば無呼吸域に入ってしまうとだめというわけではないかと。

今回それをなんとかしようとゆっくり急がず長く
というのもテーマだったんですけどね
早くも、失策。
脚を残すために、脚を使うという超法規的処置に転じたわけで
あとはもう自分の信じるやりかたで行くしか。
この時点で200キロほど。

その後255キロ地点に到着しルートラボの後編(500キロ引けないので)
このさき店は閉まるあまりコンビニも数がないさらに夜中の道程になるので
ここでカレーなどしっかり食べる、座って食べる。

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少し休息などしたあとすぐ自転車にと
またがってすぐ尻が焼けるような痛みに襲われました。
擦れたような、皮がむけたような、悲惨な痛み
うー

サドルの位置を前にしたから?
いやなんでださっき座った後突然に
ということはパッドの位置がずれて
それまであったすれが、当たるようになった?

これはいったい…どうしたら
しばらく平地なのにダンシングが増えました
ダンシングして加速して、あとサドルに跨らず
そのまま脚を止めて慣性で走るという
あまりひとがいたら見せられい究極のお尻痛い走法。

どうしようあいかわらず考えどんどん民家はなくなって
町は暗くなってまばらになっていきます
このままあと200キロもつのか
いや、無理だ…。
ここまでだって脚の痛みに耐えて進んで積み重ねるように
ようやく300キロなわけで
さらにお尻が痛くては

そんなとき現れたドラッグストアの明かり
琴丘という地名でした。
時間は22時なっていてもう閉めようとしていた時でした。
脳裏にあったのです、お尻が痛い時クリームのかわりに
メンタームが使えるというツイッターをしばらくまえに見ていました
それで、メンターム
安いのに驚きました210円だったかな、ちゃんとした缶入りの小さいの。

で、塗ってみると、ひりっと指で撫でただけでこれ皮膚がやられていると
直感するほどでした。
でもその後位置など調整しながら、回していくとやがて痛みを感じなくなりました。
2度3度塗りなおすうちにだんだんなじんでこすれなくなってきたようでした。
ありがたかったです、で
その後、ドラッグストアどころか一切合切の明かりがなくなる白神山地に突入していったのですから
ほんとに奇跡的でした。

その後もしばらくはダンシングの連続で
思わず自分でダンシングオールナイト
と、月明かりの中、つぶやいたのでしたが
あれはみのもんたじゃなくなにもんただっけ
と、考え始めて
だんだん思考が定かでなくなる夜中になっていきました。


つづく