毎年一度は出かけるお気に入りの、
「温泉」に行ってきました。
場所はちょっと訳ありのため、
ここでは割愛しますが、
宮城蔵王にあります。
「温泉」というか「野湯」というか、
まんま蔵王の「噴気抗」なんです。昔は
かもしか温泉に引湯されていました。
まずは蔵王の途中までドライブです。
登りのタイトコーナーでは、前をいく
スマート君が、意外にちょこまかと速い。
ハムスターみたいな動きで
うしろのGTカーを引き離します。
コーナーをショートカットしてしまう、
直角に曲がれる走りは後で見てて
オモシロイ。
さて遊んでいるうち、駐車場に到着。
すでにガス(霧)に辺り一面支配され、
駐車場は真っ白です。
ここからしばらく歩きます。プロムナード。
いろんな花がきれいに出迎えてくれます。
やがて崖下への急降下が始まります。
遠くにウグイス。途中で川を渡ります。
一本橋。
ここらあたりが気分的には半分という感じ。
今度は一転、登りになります。
さらに直登したり。
足跡もなく、ガスで前も見えず、
雪渓を上りすぎてしまい、あやうく
迷いそうになりました、というか迷った。
そしてようやく「硫黄」の匂いが…。
「止まるな危険」です。
「デンジャラスゾーン」をすぎると、
今度は 「ウォーターゾーン」。
このあたりは「冷水」と、「熱湯」とが
今年はお湯の流れが変わったようで
以前、入れた場所は埋まっていました。
探してみると誰かが作った
湯の沸く近くにありました。
先人の努力に感謝して、ありがたく
ゆったり、好きなだけ入っています。
ここの温泉は硫黄なので、周辺の岩には、
ときおり、しゅこーとか、どぶどぶという
地球のため息がすぐ近くで聞こえて、
ちょっとバイオレンス。
すぐ上からの落石にも気をつけないと。
普段なら遠くの方まで一望できるのですが
今日は、とにかく真っ白しろ。景色が
なんにも見えないのでとりあえず
風呂に入る傍ら食事を作り始めました。
源泉湧口に生卵と、レトルトシチューを
おいて、わき水で焼きそばを作りました。
山菜は途中で摘みました。
食後は持参のコーヒー。
心地いいです。裸に自然の風。
食べ終わってさて、
いったん新しいシャツに着替えて
下って上って往復3時間ちょいくらいでしょうか。
帰りがまた、激登できついんです。
駐車場近くで、ようやく人に会いました。
「どこまで行ってきた?」と聞かれたものの
不用意に温泉♪とは、言えない。
(登山コースから外れるので)、
「うーんちょっとそこまで」ー…
…相手をよく見ると、
あれー。去年もばったりした人だぁ。
おじさんと楽しい再会です。
それにしてもものすごいのが「環境」
これだけのガスはさすがですし
晴れていれば
ほんとにものすごくきれいに遠くまで
「成分」もすごいです。
風呂上がりで1時間半歩いて汗をかいても
さっぱりしていて、べとつかないんです。
掛け流しどころか…湯ノ花の泥湯状態。
帰ってから身体をあらっても、
なんとなくぽかぽかしていると言う感じ。
印象はほんとに強烈で、
近くにしてありがたいです。
ゴミひとつないのがうれしいですし、
いつまでも事故なく、みんなが思う
存在し続けて欲しいものです。
帰りは、うさぎと遊びにちょっとドライブ。
入場無料の「ミルクファーム」へ。
風呂上がりは牛乳とアイスでしょう、
ということで、カップルに混じって
うさぎを見ながら、ひとりで食べてると、
山羊が、なんか笑っています。
名取辺りで「10000キロ」になりました。
そんなふうなぼくの休日。
運動不足でちょっとお疲れ。