【業務日誌】
2月17日 天気、雪
10時 宮城県南部の丸森町に「自然農法」農家を訪ねる。
「自分のところの直販分だけ作るし、他に売る気はない」、
「数年畑を手伝ったなら人にそう言う紹介もできるかも」。
めげる。
12時 宮城県東部で生協に無農薬だとして出している農家団体を訪ねる。
ところが、無農薬ではなく、有機でもなく、たんに県の基準にそって作ることで
県の認定をうけているだけという。
がっくり。
14時 宮城県西部にでかけ、先日リサーチの30年近く無農薬無化学肥料だという農園を訪ねる。
玄関で奥さんに、無農薬八百屋だと(まだだけど)
自己紹介すると招き入れてくれた。さらにコーヒーをいただき、
これこれこれでこういうことをしたいと、話し…5分後
「そういうひとを求めていたのよ。
こんど直販店を出すから店長になって。あとホームページも管理して欲しいの」。
あ、そうですか、わかりました…そうじゃなくってぇ。
「どうして無農薬野菜がいいの?、
一回くらい農薬使ってもいいんじゃないの」と聞かれて
自分の思いを答えるとそれに対し、大きくうなずかれた。
その後、堰を切ったように、土のこと、農薬のこと、これはこう。
お互い、魔法にかかったように、うんうんそうそう
うなづきあい、気がついたら、
「畑を応援して欲しい、わたしも売れるよう応援する、
そして独立採算の共同体として一緒に組んでやっていきましょう」
なんだか出合って(押しかけ)お互い、なにも知らないのに、
一瞬にして、ともかくいっしょになにかをやることになってました。
帰り道、ほんとになんだかよく自分でも理解できないまま、
次の予定を全部やめて早くかえってきました。
農業や今後に対するあちらの夢も聞いて、
なんだか狐につままれた思いでぽかーんと。