8/7日、とくになんと言うこともなく過ぎていく1日、
なんと言うことのない配達の風景と、道路の景色でした。
…ただ、道路の真ん中に人が倒れていなければ。
あれ?自転車と一緒に人が倒れてるけど?。
あれ?もしかしてぼくが第一発見者なのか?
まわりに人もいたし、車もいたけれどだれも止まらず
しょうがない、ってんで、人の前に止まりまして
もしもし。
はい。
どこか痛いですか?
胸が苦しくてよぅ。
なにかすることありますか?
119呼んでくれ。
いま呼びましたからね。
すぐ来るから待っていてくださいね。
そうこうするまにどんどん車が…って
ってぼくがこの人、ひいたんじゃないですからね、
関係ないんですけどと言いたいけど
周囲の目は…どんどん集まる、なんだかなあ。
救急車到着するまでそこにいてくださいというので、
その人とお話していました。
そこへ車から降りた白衣の女性が。
わたし○○病院の看護師です、通りがかって。
血圧計を持ってきますからと車に戻り
さっさっと血圧を計ります。
お名前は?寝てる人に問いかけます。
○○だといいます。
なるほどそうやって意識レベルを計るのかあ。
さすがぷろ。
ぼくはと言うと、そのときお話していた内容は、
俺、塩釜署いくところだったんだ。
おとつい、出所してきたばかりでよ。
これでよ。
と言って指を曲げます。(盗み)
俺、ほんとは悪い人間じゃないんだ、
みんな怖がるんだよなあ。
七夕祭り行きてぇなぁ。
こんなとこで倒れちゃったらみんなおどろくべなあ。
道路に寝転がって、キモチよさげですが
ぼくとの話の内容はなんかこの夜の終わりの懺悔になってます…。
からだは大事にしないとねと、ぼくは笑って話していました。
でも、回りにいる人たちなんで遠巻きに、なにもせず
問いかけも、連絡も、しないで。
そう言うのがよく分かりません。
多分、第一発見者はぼくじゃないんです。
それにしても、なんか、一年に一度くらい
そう言う場面に出会っている気がする。