うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

夢にでてきて

夢に出てきます。
まだ。

きみのことを思うと
すぐに泣けてきます。
まだ。

ちいさなからだで、
精一杯主張して
一生懸命がんばった。

最後の一週間まえ
お医者で、
この子はよくがんばっていますよ。
と、褒められたっけね。

仕事に忙しいぼくが
あまりなでてやることもできず
ずっとひとりにさせていた。

夜、仕事から帰り、
そしてふっと気になって
みると、なんだか精気がなく
それでも少し人参を食べて、

買い物から帰って、
またみるとやはり元気がなく、
思えば必死に、耐えて
がんばっていたんだね。
命ののこり。

そこにぼくが、声をかけ
なでてあげたことで、
気が少し楽になったんだろうね。
ふっと、タメイキをつくように
くまちゃんが、最後の
苦しい深呼吸をして、息が停まって。

ぼくときみとのつながりの
その、ぬくもりのなかで
きみを感じて、みとれたのが、せめてもの救い。

おつかれさま。
最後につぶやいたことばは
がんばった、きみへの
敬意でした。
いまはもう、骨だけになったのきみを
いまはまだ、どこにもやることができずに
いるけれど、

まだ、しばらく
夢にでてきて。