うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

こうちゃん

1or081205 こうちゃん
不思議な本。

新しいのかと思ったら
須賀敦子さん(故人)が書いた初出は1960年で
2004年に酒井駒子さんが挿絵をつけた本。

ミステリーかと思ったら
そうでもなく
詩でもなく
物語でもなく
いったいなんの話しか
わからないようで
わかるような。

きらめく言葉。
命がある言葉。
記憶の中で騒ぐ言葉。

いつもそばに、「こうちゃん」が
いることを感じさせる話し。

こうちゃんってなに、だれ?
と読んでいて、ずっと付きまとうんですが
読み終わっても答えがないのに、
こんどは不思議な感じに包まれます。

確かに存在を感じて。