新しいのかと思ったら
須賀敦子さん(故人)が書いた初出は1960年で
2004年に酒井駒子さんが挿絵をつけた本。
ミステリーかと思ったら
そうでもなく
詩でもなく
物語でもなく
いったいなんの話しか
わからないようで
わかるような。
きらめく言葉。
命がある言葉。
記憶の中で騒ぐ言葉。
いつもそばに、「こうちゃん」が
いることを感じさせる話し。
こうちゃんってなに、だれ?
と読んでいて、ずっと付きまとうんですが
読み終わっても答えがないのに、
こんどは不思議な感じに包まれます。
確かに存在を感じて。