ここ何日か、なにかを放棄して21時にもう布団に入っている。
やがて、真っ暗闇の中、夜中だったり、おそらく朝だったり、目が覚める。
目覚まし時計に起こされる前、からだの痛みに寝返りばかり。
それでも温かいまどろみを心地よく感じながら思う。
久しぶりの感覚。
いつも目覚ましに起こされていた。
そう言えば一日5時間睡眠だったっけ
もう3年近くずっと。
なんで、できたんだろう。
あれは、そう
14年くらい前、事故のあと
不眠に悩んだときがあったっけ。
朝方まで寝られなくて
つらかったな。
いまは、何もしなくても寝られてしまって。
今の睡眠はそれで十分とおもってたけど
足りなかったんだろうな。
いまなにもすることなく
ただ眠れなくても布団のなかにいられるのが幸せ
こうして冬に
また痛む、むちうちや、腰が
いちばんきつかった先が見えないときに
ぼくを連れて行こうとするけれど、
いまは、ただ、朝方にまどろむことができるのが
とてもありがたくて。