うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

トマト30キロ

1p7015194 よく、考えるとすごいことなんだろうな
と思うのですが
ただ、おもしろいと思っているだけなのは
感受性がなんだか鈍っているんだろうか…

とある国から10年ぶりくらいに
帰ってきた調理人のかたがつながりで
ぼくの完熟の無農薬トマトを使って
野菜だけのミネストローネを作って下さいました。

大きな鍋を持参で調理場に。
なんだか漫画の渡りの調理人みたい。
それだけでもすごいのですが
その調理人さん、三ツ星のメインシェフ。

いま時間があるので、
それまでの間ぼくのとこの余った野菜で
なにか作ってくれるとかいわれても…
ぼくなどもう恐縮で。

だってね、料理の仕方がものすごく
丁寧というか、雑…といっていいのか

話しながら後ろ向きながら塩を
ふっている。
ものすごく丹念にあくをすくっては
味見しているかと思えば
いきなりタマネギをじゃぼんとゆであがったトマトの中に。

油で炒めてからたまねぎとか水からゆでるとか
一切なし、あれれ今まで聞いたことのあるセオリーは?
思わず、そんなんでいいのかと
きいてしまったくらい。

ところが…。

ちょっとしょっぱいと思ったできあがりは
それを除けば、もうこれしかないという完璧な
バランス。

しかも、翌日真空パックにするよう言われ
翌日味見をしたらなんと、ちょうど良くなっている。

寒気すらしました。

すごいす。

天才ってあまり言いたくないけれど
このひと、天才。
だれかいえないのが残念ですが。

このひとすぐ、きっと有名になります。

野菜ミネストローネの作りかけを

ジュレ」にするよう言われましたが
いま真空して、冷凍保存状態。

だってね、後を引き継いでぼくの味にしていまうことは

してはいけない気がして、どうしてもできないんです…