もう少し寝かせて…と
ことちゃんに、ぼうっとまどろみながら
頭の中で、つぶやいていました。
ことちゃん、ときどき思うようにならないと
もう、ぷんと言って
後ろ足で、床を蹴るんです。
もう、ぷん。
いつもはしないのに
なんで今日はそんなに
怒っているんだ、
1分ごとくらいに10回くらいしていました。
やがてあきらめたのか静かに。
そうそう寝なさいね。
まだ外もそんなに明るくなっていないよ。
と、まだまどろみながらつぶやいて。
ケータイの目覚ましが鳴るよりはやく
目覚めただけだと。
自分自身そう思っていた。
でも、それにも飽きた頃
時計を見に、少し身を起こしてみる。
そしてびっくり。
いつもより1時間、遅い。
目ざましがなんかの手違いで
鳴らなかったみたい。おまけの曇り空。
うわあ、起こしてよお、ことちゃん(泣)
「だから、ぼく起こしてたじゃないの」(怒)
あ、すみません…。
ささ、朝ご飯です、どぞ。