近くのコンビニに夜八時出かけた。
やっていたけれど、なんにも棚にない。
ほしかったのは、ビール。
なので、それだけ買って
レジに。
ぼく以外だれもいない店内で
あまり夜であるかなさそうなおばさんが、
レジのおばさんに話しかける。
うちの孫が、新潟に就職したら
すぐ決まって、無償でアパートもすぐ
貸してくれて
ハローワークがなんたらかんたら
宮城から来たって言うと、避難民扱いで
すぐ就職決まるの
はあと、レジのおばさん。
ぼくは、なんで、ここで話をできるのか
そのことの方が不思議。
どっちかというと、こういうシチュエーションで
それを話せと言われると
しゃべれないな、ぼくは。
なにか人によって、感じる障壁というのはあって
かるがるとそれを超えるときと言うのは
きっと、別の差し迫ったなにかがあるときか
べつに、壁ともなにも感じていないかどっちかだろう。
いま記憶を半分失いかけているひとが多い。
ぼくにしても、あの毎日は楽しかったこと意外記憶から
消えかけている。