サンヨーがパナソニック吸収され
そして、今度は安かろうの中国のハイアールに
売られたことが、ちょっと、ショック。
オリジナリティあふれた製品を地味に作る
サンヨーが好きでした。
もともと松下から無理やり別れさせられた兄弟の会社だったのに、
松下のだれも辞めさせないという家族経営からも、その背景から
切捨てられ抹殺された、という印象。
そこまでしてもっと大きくもっとなりたいとする
パナソニックをなんだか嫌悪。
追記
サンヨーの思い入れあったものを書いてみます。
石油ストーブは、ポットでもブンゼンでもない、ロータリー式という変わった方式で
5年保証、しかも燃えている様子が赤くよく見えるものを作っていた。
ウオークマンタイプの時は、コンパクトより多機能に走りステレオマイクをつけてくれた。
扇風機はなぜか、羽の数にこだわり五枚羽だった。
洗濯機は洗いよりなぜかすすぎにこだわり、徹底すすぎコースや
水のいらないすすぎ洗いとかも作っていました。
冷蔵庫では確か、氷温という概念を初めて持ち込み、チルドルームを作ったのが
サンヨーだったように思います。
冷凍室を気流の流れに逆らい最初に下に置いたのもサンヨーだったかな。
あと、デジカメという商標登録をもっていたり、デジカメの
OEM販売では世界シェアナンバー1だったり、
コンパクトタイプのナビをソニーすら作らなかったのに、唯一ずっと作り続けて。
コンパクトICレコーダーもわりと早くから作っていたり
電圧が1.2Vなので、なかなか普及しなかったニッケル水素の充電池を唯一頑張って作り続けてくれて
太陽電池も、最初のころから作っていて
最近では、米粉でなく、米から直接作るパン焼き器というのも…
なんか昭和のものづくりの思い、ロマンとチャレンジがある会社でした。
残念でならないです。