この機械はCDプレーヤーです。
でも、一か所だけとてもおかしな…、
素人考えですけど、
CD規格に合わないことをやっていて、
けどそれがとても魅力的なんです。
ベルトドライブ。
そりゃあ、アナログレコードでダイレクトドライブ全盛のときに
それならわかりますよ、ワゥフラッターより
モーターの振動を伝えないという理屈でね。
けど、CDという細かく水晶発振制御している機械の一部で
だるだるな、ベルトドライブなんてありえないでしょう?
こんなんで制御したらスピードついていけずエラー頻発なはずだし、使えないでしょう?。
…だのに、ものとして存在している。
なんででしょう。その存在自体が奇跡の機械で、
だいたい、なんでベルトなのか
こんな提案をしたひとむちゃくちゃだし、であるのにそんなのに、
出で来る音は滑らかで音がいい、なめらかで。
なんで そのほうがいいのか 理解を超えています。
もともとCDというものを細かく制御する、なにかが音を濁していたのでしょうか
この機械、上のふたがスライドになっていて、ちょっとおじゃましますと言いながら、
立てつけのいい、障子戸を開けると、そこにCDをちょんと乗っける。
そして、回りたいとはやるCDに、静かにおもりを載せて、扉を閉めると
ゆっくりと、くるくると回転を始める。
そんなのを眺めていると、なんか静かな、佇まいのCDプレーヤーだなと思うのです。