弱く成長が遅く小さいのを、食うのかと思っていたのだけれど…。
実際、幾度もサンショウウオの口から、別のサンショウウオの尾が出ているのを見ると、
その尾の大きさはけっして小さくはなくて、
尾から想定するに、自分と同じくらいの大きさの相手を頭から食っているようで。
仮定として、
弱いものは敵ではなく、むしろ後に取っておけるエサだとしたら
身近の同じ大きさのものが、自分も食われる可能性があるということで
食われる前に食う、ということなのかもしれないと。
それぞれが微妙な距離を置いて、成長するサンショウウオたち
オタマジャクシとは違う、過酷な環境のなかでここまできたということでしょう
弱弱しく動く食われた方の尾、ねじ伏せるかのように時に激しく動く、
食ったほうのサンショウウオ、
池の渕から、立ち入れない世界をただみていました。
で、ここで、それって資本主義みたいだ、なんていうと、急につまらなくなる。