PMA-390REを少し前に手に入れ、新品だったのでエージングをしていたのです。
けどスピーカーを欲しいという人がアンプもないというので、一緒にあげることになりました。
それで自分用にを別に安いアンプを買わねばならなくなって、ヤマハのAX497というアンプを中古で。
覚書として音の傾向など。
デノンのPMA-390REは、評判はよくて
改良を加えながらロングラン中。
聴いてみると、中域が元気に前に出てくる音。
けどよく聴くと荒々しく、おおざっぱなので
細かな音が埋もれる感じ。
ロック向きと言われる所以かな。
一方、AX497
こっちは傾向が違って、全域が滑らかに平坦。
どの音域にも癖がない。
刺激的な音がなく、響きがきれいにでる感じ。
ただ、聴き比べでつないでいたのは
いまどきではない高能率のホーンのクリプシュRB51スピーカーなので、その相性もあるのかもしれない。
ぼくの好みとしてはヤマハの方
ウェットでもドライでもない
春に、車の窓をあけて受ける風のような響き。
デノンのアンプはこれしか知らないけど
ノーヘルで乗れた時代の原付バイク、夏に正面から受けた風みたい。
デジタルアンプとはまた違う意味で少し疲れる音。
年齢によって求める、心地よく感じる音が違うから
きっとデノンのアンプとクリプシュの元気な音を
27歳の彼は気に入ってくれると思う。