うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

S-955Ⅲ

1r1051285 むかーし、パイオニアのS-933を持っていました。
高校生の時、バイトして買ったスピーカーでした。

その後アパートに引っ越して、音が出せなくなったり
重たくて移動が大変だったり、
自分でスピーカーを作って場所がなくなったりで、売却。
思い返してもアンプが安物だったわりに、
下から上まで結構楽しい音でした。

ほんとはその上のS-955が
欲しかったんですけど高くて 買えなかったという
よくある話。

で、これもよくあることかもしれないけれど
そういう悔いは、結構尾を引くもので
なんとなくオークションを見ていて、
見つけてしまったわけです、S-955

映画用の大きなスピーカーをなにか欲しいなと思ってはいたんです。
でもまだ先だろうなと。

けれどいま手に入れなければ
もうだんだん難しくなるかもという身びいきな心理。
音を聴きたいというのもあるけれど、
あの時代のモニュメントとして手元に置いておきたいと

こうなったらほかには考えられません、いまでしょ

先日、そうしてうちにきました。

ペンキでマックロにしたシアター部屋に
初恋のお姉さんのようなスピーカー…
いや、年月を感じさせるS-955を置く予定。
想い出に数万は安い。

あーでもね、ウーハーのエッジ素人が張り替えたみたいで
一部はがれてる。

修理かなあ、と考えて、
鶴岡に東北パイオニアに在籍していたひとが始めた
スピーカーレストア専門ショップがあるようだったので善は急げ。
早速予約しました、女性だけでチームを作って直しているのだそう。
神の耳技に日本全国から、スピーカーが集まって来るとか。
費用かかるかけど、ここまでくるとそういうのはあんまり関係なくなってくる…。

あの当時のは、今では考えられないくらいのコストをかけて作っているので
大事に手をかければ、一生もの。

まだバブルという以前、ぼくも社会も、まじめに元気だった1980年という時代。