うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

中古アンプ A-9

古い古いアンプ。

よりどりみどりの中古の中で目にした瞬間、
欲しいのはこれだったと思い出しました。


1r1051544 A-9という、ヤマハが本気でなにかに取り組んでいた時代の、ヤマハの中では高級プリメイン。

なにかのようという例えがなく
どう表現していいものか、いきなり
登場した、デザインのアンプ。

初めて「見た」時、衝撃的でした。
危うさ、際どい外人モデルの細みのような美しさ。
中学当時、このアンプを秋葉原できれいだなあと、どきどき抱えて眺めていました。とてもとても、手の届く価格じゃなく
憧れることすらできない、みなかったことにしていたアンプでした。

 

1r1051535 これバイクのヤマハ発動機と組むことが多い
栄久庵さんのGKデザインの手によるものみたい。

聞いた音もデザインに似てきれい。

ヤマハビューティというのはこういう音のことか、

とはいえ、古いせいか少し…まあいいか。

一度憧れ好きになって手の届かなかったもの、
それは特別で他に代えがたいもの。

中学生だったぼくがのぞきみてたA9という
美しき官能の世界。
いまや、気に留めるひともいない安価。
欲しいなら手に入れなくては。
ものを大事にするというのは、そういうことではないかと。

断捨離?、それなんですか?

 

古いものは直せるのに、新しい機械は直せないという妙

規格自体がかわるので壊れなくても使えなくなるという妙 

 

 

 

修理代にかかるかもしれないけれど
直してくれる専門のところがあるというのは
なにかを引きずる者たちの、心強い味方です。


ここで、1万ちょいでした。