ずっと夜ならいいのに。
朝なんてこなければいいのに
と、思いながら、目をつぶると
いつも明るい朝がおはようって
楽しそうに笑う。
それでいつもぼくは憂鬱そうに
目を覚まし朝を迎えてしまう。
ときどき昨日と、来ていない明日を
間違えたりもする、
夢の中でそれらは行き来しているので、
今日はいつも、過ぎた日と来ていない日の間。
夜は、よくわからない自分を抱えて、
ただ、それだけで精いっぱいで過ごす時間。
日の当たらない、静かに内に悔いたる、
ときに希望に転換する時間。