うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

トラウマなクマの思い出

今日もまた、自転車。

カンパ二ョーロ部品の互換性のことで悩んでいたところ、

通りがかった店に

自転車のことなら何でももご相談ください

http://www.rimrim.net/

と書いてあったので、電話。
とりあえず見せてくれということで、自走には天気があやしかったので
自転車をクルマに積んで、

近くのコインパーキングに停めて、自転車を
おろし、ヘルメットやグローブもなしで歩道を、
街中を流します。
なんと軽いこと、ママチャリがこきこきしている後ろを
同じ速度で走るには、たった半漕ぎしただけギアを空回りさせつつ
数十メーター進んでしまいます。
改めて、もしかしてこれって自転車の中ではスーパーカーなんじゃと
ママチャリのなか、ちーとろとろと転がっていくのでした。

とろとろと目的の店につきました、店主がでてきて、
自転車を預けました。
持ってすぐ、軽いですね、これチタンですか?
(えっ、8k台ですし、そんなプロの自転車屋さんに軽いといわれるほど
軽くもない…)
そうですか?といいつつ、まんざらでもないというのは
こういうときにつかう言葉だろうなと思うのでした。

いいえ。
というとアルミ?
いや、クロモリです、というと
えっクロモリ?

…ってフレームは関係なくて部品のことで来たんですが…
フレームが気になったらしい。
奥から何か持ってきたと思ったら
フレームにくっつけてる、
…磁石。

くっついたので納得したよう。

(クロモリとはクロムモリブデン含有のスチール、つまり鉄のことで

昔からいいとされるフレームの素材、いまはアルミやカーボン、チタンに移行)

これは、薄いですね、
今度はこんこんと叩いて確認しています。
トップチューブだけではなく、他のとこにも
磁石くっつけていて、笑う。

クロモリでこんな軽いの初めてですよ
(しまったサドルバックのなかに工具とか財布が。外しとけばよかった
←ささやかな見栄)

パイプをねじって作っていてふつうは中に補強するものだけれど

これは外にあえて見せているんだと言っていましたと説明

 

いくらでした?と自転車屋さん。

フレームセットだと〇〇円で、完成だと、■■円、というと
へー、フレームセットだけで■■円かと思いました、
ずいぶん良心的ですね。

って、なんの会話だよ、
ただの自転車好きのおっさんたちの会話になってるじゃん
と思いましたが、そこはぐっと。

レースやっているんですか?
いややいとんでもない、ただ毎日練習だけしているだけですよ。
昔、自転車であちこち旅をしていたので、
何十年ぶりかの出戻りでこんどはロードに乗ってみようと思ってと。

 

自転車やさん、競輪選手だったというので、
伊豆のサイクルスポーツセンターに行ったときのことを話します。

いい思い出がない、あのすごい坂というので、

てっきり、あの入口の坂のことかと思ったらなかにオーバル
38度バンクがあるそうで、壁のなかをぐるぐる回るのだそう。
あそこに一年住んで最高気温の記録が出ている日にも走らされてみんな
ばたばた倒れ一日9回も救急車がきて、それでもやめさせない
もう嫌な記憶しかないというサイクルスポーツセンターなんだとか。

自分には憧れでしたよ、というと嬉しそうにしながらも
むしろ私は、旅をしたかったんです、
なのに知り合いに引っ張りこまれてしまったんだとか
そういえばと見渡すと、
あたりに現役競輪選手から頼まれて売っていますと書いてあるピストのフレームが
値札ついて並んでました。

 

 

ぼくはだれかと競うのは、苦手です。

さてまた夜の練習に行ってこようかな
夜はなんだか怖いものがもう一つあって、それは熊。

自転車は音がないので、
熊が気が付かずびっくりして横からぐおっと来られるのが怖い。
逃げてはいけないというのに姿勢や向きがすでに逃げ以外の何物でもないし
下りなら鼻歌で振り切れるけど
登りでひーひーいっているときだったら…とか、
カーブ曲がったとたん、子熊が元気に散歩していたらとか
怖い。一度ほんとに、山歩いてて横からぐおーの経験があるのでよけい。
気を付けよう暗いだれも通らない峠道。

というわけで、夜はトラックの通る国道の方がまだ怖くないのですね。
変な比較ですけど。
夜は国道に限る、かも。