いよいよというか、6日後に迫った
ツールドしらかわ参加前、最後の時間が取れる日
だったので、青根温泉まで行ってきました。
温泉といっても、自転車で走りに行っただけで
結果として、足湯には入りましたけど、
目的は、ただ走ること。
途中のコンビニにもよらず、濃厚ソフトクリームに
目もくれず、十割そばにもイワナの炭焼きにもよだれをたらさず
汗だけを流し、走りまして
着いた、青根温泉。
坂を上りきって、ふと目に飛び込んだのは
路上に、青根うどん→ の文字。(写真は振り返って写してます)
ランチ、とすごく主張しています。
そう、青根には食べるところがなにもないのを知っていましたが、
そういえば、と思いだせば新聞に載っていました
一升瓶バー。
廃業した旅館を借り、持ち回りで若手の旅館主たちが
夜なにも飲むところがない、青根温泉でバーを始めたと。
ランチもあったのですね。
でもなんでうどん?と思いながら
入りました。
はい、レーパンで。
入口に座ったら、もっと奥にどうぞと
言われ仕方なく、人目にさらされることに。
ヘルメットで前を隠すことないぞと思いつつ
つい…風呂場のようなカン違いを。
はなしがずれました。
うどんです。
サラダバー食べ放題が付いてくるというので
取りに行くと、大好きなポテトサラダと
ニンニク風味のさやつき枝豆と、
レタスと、水菜を盛り、揚げ玉はパスして
食べていたら、なんだかすでにお腹膨れてきました。
なんだか、おいしいなあ、とこの時点でなにかの予感。
15分ほどして出てきた、「さっぱりおろし大根和風青根うどん「900円
…にエビ天と、サツマイモ天と、ししとうと、なす天がついてきました。
なんだかいい塩も。
だいこんおろしの別添えの上には、すだちと、大葉のきざんだものが
載っています。
うどんのうえには、きつねと、きざんだネギが載っています。
ちょっと見た目でやられたものの、ふんまあ、食べてみないとね。
期待せずモードのフェイントで天ぷらをつついてみると、あら美味しい。
さてと、うどんをすすってみると
これ、手打ち風に見えて冷凍とかインスタント…でなく
手打ち以外の何物でもないんじゃ?
これで冷凍なんて言ったら、ちょっショックだとすら。
でもどこにも、手打ちなんて書いていなかった。
きつねがいやな感じがみじんもない、甘さで
つゆも、いかにもだしが効いていますという感じがない
自然で、バランスよくおいしくて。
だんだん箸をすすめるたび、へろへろになっていきました。
食べるにつれ、またおなかが減ってきて
お昼過ぎだというのに先客が帰った後誰も居なくて
ついきょろきょろとしながら
サラダバーお代わり。
お会計のときに尋ねると、手打ちでここで作っているのだと。
なんと、ならもっとどこかに書いたりすればいいのに。
最近セルフさぬきなんちゃらのせいで、うどんの価値がさがっている
気がするので、そんなことを思いつつ出ようとすると
レギュラー珈琲を、紙カップでお持ち帰りくださいといいます。
にゃんと
このうえさらに珈琲ですと、
しかも紙コップでお持ち帰りとは、そんな気の利いたサービス
聞いたことも見たこともない、車で来る人ばかりだし
なるほど、コンビニもないし、これは相手の気持ちになったことだよなあと
感心しきり。、
で、ぼくは自転車。
ふと見ると、坂の上に足湯があったので、
足湯に持って行って飲みました。
格別。
青根うどんランチの店(名前わからない)でも
もと旅館ということを生かし貸切温泉ひとり750円で
入れるとのことでしたが
帰りにまた汗をかくので入らなかったけど
クルマなら入りたいし
またうどん食べに自転車で来たい。
久しぶりにいい店に出逢いました。
ただ、いまはまだ儲けなくてもいいとか、やる気に
なって骨身をけずり相手のことを考えたりしているけど
たいてい次に行くと、あれ?ということになる場合があるので
ぜひ初志貫徹で変わらず、お願いしたいところ。
たったお昼に食べた一食に過ぎないのに
夜の今になっても、こころがほんのりと温かい。