少し前に、突然音がでなくなったベッドわきのシステム。
どうしてだろう、とあちこちひっぱったり、電源入れなおしたり
かちゃかちゃして確認した後、光ない真空管を発見。
これか、
ヤフオクで同じ型番のものを探して、といっても簡単ではなく
…これが迷路のようで難しい。
おもしろいのですが、メーカー、同じ品番でも
仕様や製造国、その他もろもろ
前部音が違うようなのですから。
音の好みや機器内の相性まで考えると
…面倒なので、そんなに高くなくて
とりあえず、よさそうな「古いもの」
(共産国産などの新しいのは質が良くないらしいので)
を探して、取り急ぎ落札に成功。
SYLVANIA 5U4G
1600円。
第一印象、
管の硝子が薄くてきれい。
上部のプレートをぶら下げている板が
薄い擦りガラスみたいで、これも
きれい。
果たして、音。
少し、細くきらびやかになったような
多少乾いた感はあるものの好みだし、相性がいい範疇。
とは言え故障前の整流管と聞き比べたわけではなく
そもそも、しばらく聴けずにいた前の音をそんなに厳密に覚えていない。
まして電源の真空管なので、音に直接かかわるわけではない。
…でもこのきらびやかさ明らかに違う。
それにしても、この球と同じ球は
もうおそらく世の中にみつからないかもしれないわけで
いのちをすり減らし燃やしながら奏でる音は
今、一期一会の宝物の音と感じながら聴く秋の夜。
今夜は、坂本美雨