赤い自転車が忘れられない。
シルバーのクロモリ自転車を買った今でも
やはり。
いままで乗った中でいちばん気に入っていた自転車が、
赤ボルドーのクロモリなんです。
数十年ぶりに自転車の乗り始めましたが
やはり、原点というかいちばん元気だったあのころに乗っていた
赤に乗りたい。
しかも渋い陰のある赤が。
先週、探すでもなく雑誌をみていたら、ピーンと
琴線に触れてしまったものが。
あったんですよ。
そして思い出したんです、自分の欲しかったのは
こういう色のだと。
そう思ったら、
もうたまらずどうしよう、かと。
自転車が、二台?
一台は、ツーリングや輪行として使って
赤いのは前傾姿勢がけっこうきついので
短いレースやヒルクライム用に、
と頭の中で妄想中。
そんなことを考えると、疲れていて
痛む体に閉塞感すら感じていても
なんでしょうね、生きる元気がでてくるし
無理して買ったとして、そしたら
勇気が出てくる気がするんですよ。
乗らなきゃ、乗るために、鍛えなきゃ
と
ひいてはそれは、生きる目的にすら
つながっていきそうな。
赤い自転車欲しいなあ。
二台なんて贅沢かなあ
でもクルマと違いずっと持ち続けられるわけだから、
高くはないのではないかなあ
と自問自答しつつ、趣味世界のものを
ひとにはあれこれ言われたくないから
黙ってしばらく考えてみます。
まるで子供。そういえば小学生の
欲しくて欲しくてたまらなかったものが
自転車…。