クラシック音楽 | リスニングルーム | ハイドン:交響曲第45番 嬰ヘ短調 「告別」
この曲、作曲者ハイドンからのとある理由による指示で
演奏者が、自分の演奏のパートを終える度
ステージ上から退出します。
そのとき通常は無音でローソクの炎を吹き消していくとのことなのですが
CDだとわからないので、退出する演奏者が「居なくなります」と何語かで
言うと、足音を残して去っていきます
そして演奏者が、最後はバイオリン二人だけになり
音もローソクの炎が消えるみたいに小さく消えます。
寸劇の様相ですがこれがハイドンの意図したところということで
聴いていると、ハイドンの優しい心遣いを感じ
心が静かになっていく気がします。