ウイスキーの小瓶をもって
そらちゃんのいる部屋に
移動してみました。
不思議な感じ。
そらちゃんはずっとそこにいて、
なんとなく寂しくなって
そらちゃんのいるとこにいって
ちょっと飲みます。
ここは、バーのカウンターですか
と。
そらちゃん、心得たもので
ぼくがいると、急にむしゃむしゃ
そして、しばらくして、
なでてほしいの。
と見つめます。
見つめます。
もちろん撫でます。
丁寧に言葉をかけて。
そしてうっとりしたその顔を見届けて
ぼくはまた自分の部屋に。
どこも自分の部屋なんだけど、
とりあえず、すべてのものが手の届く意識の範囲にある
自分の部屋で、ネットをしながら、音楽を聴きます。
そういう意味では自分の部屋という定義はそらちゃんと一緒。
全力でぼくを求めてくるそらちゃんに
いっぱい答えたいけれど
そらちゃん、部屋をでると、からきし
不安でびくびくなので、自分の部屋に連れてきて
遊ぶこともできない。
それぞれの領分というやつの中において
とてもいい表情としぐさです。