スマホ写真
秋は夕暮れ。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、
烏の寝どころへ 行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、
飛びいそぐさへあはれなり。
まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。
日入りはてて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
峠をいくつも越える、秋満喫の自転車イベントが
あったので、前日、飯豊連峰の山麓、飯豊温泉川入荘に投宿しました。
でも、からだが故障していてブロークンなので、
温泉満喫のみのブログ書きです。
ここ、飯豊温泉には、一番最初に来たのは
たしか、ヤマハRZ350バイクツーリング 20才くらいの時に
東京から日本海経由でテントを積み旅したような記憶があります。
いったん近くにテントを張ったものの、なんだか
気持ちが変わり、国民宿舎に宿を求めた記憶が。
それから数年後、隣の町に土地を買い
それまた数年後、その土地を引っ越しをして
そのまた数年後、なんどかここの温泉に折あるごとに
山を仰ぎにきて、雪渓を歩きにも来て
飯豊山にはついぞ登らず、不思議なことです。
山に行かず山麓だけをうろうろしているなんて
いったい、山を好きなのに
そして今度は自転車イベントで、ここに来て。
すてきなエネルギーをいつももらって帰ります
遠近感を狂わせながら、ここの空と山を眺めるのが
大好きなんです。
国民宿舎はコンクリート作りの団地のようで味気ないですが
山小屋川入荘はこれは長屋みたいな、佇まいです。
いわなの塩焼き いわなの刺身おいしかった
マスタケの味噌漬け、おいしかった
イワナのあらの味噌汁、おいしかった。
温泉にはずいぶんなんども入りました。
ほかに泊り客が一人しかいなかったので
いつも貸し切り。
ずいぶん贅沢な夜でした。
脚が動かないので、アマゾンでずっと我慢していた自転車部品を
いくつもカードで衝動買い
その夜何回もふくろうか、みみずくかが、外で鳴いていました。