この時計、
原子のサイクルに合わせて動くので
一か月の誤差、ほとんどなし。
でも朝晩二回決まった時間に電波を受信して狂いを調整するのに
動く秒針。10秒~20秒ほど。
細かい事いうわけじないけど
月の誤差、ほとんどないというけど
ごまかされているような気がする。
時計という本質からは外れていないので
あくまで個人的なこだわりだけれど
それって時計というより、ラジオではないかと。
精度を必要とせずラフに作って
調整すればいいやという機械としての態度は
時計の本分というか、立ち位置を放棄している気がする。
自分はもはや機械式時計のような
古いタイプに属するようになってきてしまったのかな。
けれどやはり。
細部に神は宿るのだし、
そこを大事にしなければ
すべてが意味を失うと思うのだけど。
カーテンをあけて寝ているので
明るくなると目が覚める。
時計にはそんな自然と文明との接点を感じさせてほしい。
機械だけが目的を達成すればいいのでは寂しい。
傾いているのにはさほど意味はない。