なんとなく、ペンギンカフェ
(オーケストラでなく)
あれからもう五年たっていたんですね。
「ペンギンカフェオーケストラ」主宰の
亡きサイモンジェフスさんの息子さんが
ラジオ番組ディアフレンズで、
ペンギンカフェとして再出発の心境を話していました。
息子さんが小さい時に亡くなったそのお父さんの背中を追った
ペンギンの肩を抱く少年の姿の絵が印象的な
「ペンギンカフェ」のCDを買いました。
そのことはブログに書いた記憶もあります。
そして、てっきりその一枚だけだと思いこんでいたら、
次のアルバムが何年か前に、出ていました。
時の流れを激しく進む毎日、
「ペンギンカフェ」のスローな音楽が
このところの気分にあいます。
きっとお父さんのこと大好きだったんでしょう
どんな心境で作っているのか
超えようとか奇をてらうでもなく
お父さんの世界に浸っているのでしょう
いつか カラから卒業するにしても
今の過渡期のさりげない提案のような音楽もいいものです。
いつか自分の音を刻むまでの。
息子さんの名前はアーサージェフス
ぼくはいつもなにか戦っている気がして
それは、満たされることのなかった時代のせいなのかも
大人の今はそれはそれで大変なんですが。
アーサーが少しうらやましくて、
この音の揺らぎに浸っていたいもうひとつの理由です。