うさぎとピクニック

うさぎと、おもに自分の日々

勝手なつぶやき

第四回鳥海ブルーラインヒルクライムにかほステージ参加

朝、日の出とともに起きてしまったものの特段することがないので
宿を出てコンビニでおにぎりを買い、早い時間に会場入り。
まわりの人を見ると、まだあとスタートまで二時間以上あるというのに、
ローラーでくるくるしている人ばかりで、その熱気に圧倒されます。
いつものことですが。

それを見ながらしばらくクルマのなかでぼーっとしていました。
あんなとこ自転車で登るなんてできないと思っていたところにこれから挑むんだ
それに、試走もしたことがないところに自転車で登るって初めてじゃないかな
すべきことに思いを馳せながら不安要素が首をもたげます。

 

じっと体力温存にも飽きてきたのと不安を取り除きたくて、少しその辺を
自転車でぐるっとひとまわりします。

戻って、なにげなく
緩んでいた靴ひもを締めようと、かがんで両手を伸ばしたら。

びきっ、と腰に衝撃が。

きたー

その瞬間、「DNS」(Did Not Start)の一言が脳裏によぎりました。

 

痛みを計りながら、でもゆっくりなら少しは動くみたい
昨日も参加費払いながら足首の都合で出走できなかったし
今日も、となったら旅費含めて二万以上かかっているのにもったいない
なんとか出られないか、と自問自答、せっかく来たんだ…。


レース参加の知り合いがそういえば医者だったと思い出したので、
専門は?と聞いてみたら
「がん」

とりあえずいまは、関係なさそうでした。
去年痛み止めを飲んで走ったら、足がしびれて感覚がなくなったしなあ…。
どうしよう。

 


そうだ、幸いスタートまでまだ時間はある、
横になっていよう。
で、芝生の上で蟻に遊ばれながらも、横になること一時間半。
試しに自転車に跨ろうとすると、脚が上がらず、きついものの
いったん跨ってしまうと、なんとなく脚は回せそう。

この時点で、もしかしたら、とちょっとシミュレーション。
登っている途中でもしさらにぎくっとなって動けなくなったら
回収車というのは最後にいるのだろううか。


いるとしたら、二時間が関門ということだし通行止めの間くるまは入れないから
そのあいだ、ずっと道路に寝転んでいることに?
ちょっとさらしもんだなあ、せめて完走はしたいなあ
ゴールを踏めるかなあ、
とすごく消極的な発想になっていました。

 

f:id:holonholon:20170618222833j:plain

「これから登る山」

いざスタートラインに案内されます。
ぼくは、あえて後ろのほうでゆっくりまたがり
ゆっりスタートを切り、ゆっくりクリートをキャッチして
ペダルを回します、最後尾。

こいでいる分には、なんとかなりそう?自問自答。
このくらいは?

少しづつペースを上げて、いけそうです。
ちょっとほっとしましたが、急登の部分では無理はできないので
注急しつつ。

 

しばらく行くと、下りになります。
前のひととはずいぶん離れているし後ろからも少し来ないので
早くも、単独になってしまいました。
この下りが、最後のお休み場。
あとすぐ急登に次ぐ急登なのですこし足を回復させるべく
スピードは犠牲にしてもあまり回さないようにします。
あとはもうたんたんと。

 

ふくらはぎの骨が直角にペダルに伸びる感覚で、回し
それと腰の下の骨の筋肉を発動させて回すようにとか
レースになると、普段意識していたことがもうどっかにすっ飛んでしまうのですが

ときどき思い出してはいました。

でもなかなか、いまはそれよりも肝心の腰の上の筋肉を使えないので、
腰から下だけただ回す感覚に集中します。

うえに行くに従い、だんだん傾斜が急になり見上げる首が痛くなります。
ときおり気づくと、時速8キロ
ひー、まずい。
少し頑張ります。

でも呼吸はぜんぜん苦しくなくて、あと何キロ先ですか?などと
立哨員さんに聴いたりする余裕はありました。
脚だけが言うことを聞かない重い坂。

 

だんだんあそこが終点か(ゴール)と思われる声が上からしてきました。
残り一キロの看板。
いやいやまだはやい残り500メーターの看板が出たら
頑張ろう、

f:id:holonholon:20170618223006j:plain

…と思ったらもう看板なかった。
最後に(緩斜面?)平坦のうれしいプレゼント、ここからダンシングスパートかけて、ゴールーーー!

(脳内でサッカーの実況中継が響き渡りました)

 

燃え尽きたのかなあ、まだやり残しているなあという
もやもやはあるような気がするな、でもがんばったできることはやったよな。
うん、と自分で、思ったです。

f:id:holonholon:20170618222813j:plain

「ゴール計測地点」

ゴールで、荷物を受け取り、上着を着て
持参の菓子パンを食べて、靴を履き替えて、バスに乗りました。

 

ここは、自転車をトラックに載せて
人間は、バスで下るシステム。

これはここに限ってなかなかいいのです。
ここのコースを自転車で下ったことが一度ありますが、
スピードが出すぎて、カーブが急で、怖いんです。
いままで、下りが怖いと思ったのはここだけです。
コーナーでちょっとした路面の荒れで、横にすっ飛びました。
途中で怖くなって何回かとまって息を整えたほどです。

とくに今日みたいなカーボンホイールが熱に弱いこともあり
ブレーキが不安で、とても自転車では下れません。
一仕事終えた後ぬくぬくと観光バスで
登ってきた道を通行止め解除の後、一番でくだるって
最高です。

登っている時、飛島まで見える景色も堪能しましたが
バスの中から下を見るのもいい気分でした。それにしても
こんなに登ったか と思うほど下るのですね。
バスですら30分程度かけて下りました。

表彰式会場でうどんのふるまい。
熱い塩気がしみました。

 

完走出来たのはよかったのだけれど
こうなるとリザルトが気になります。
見ると、目標としていた
タイムに、ぎっくり腰のせいなのか、練習不足なのか
6分、及びませんでした。あれ?

年代別一桁の(10位以内)順位/33人中だと。
ぼくの同年代が遅いのかな?表彰されない順位は意味ないけども。

ほかのクラスのリザルト一覧の発表も待たれるところです。

 

 

それにしても、パトカーとか白バイとか、市のバスとか
建設会社のトラックとか、総動員で、サポートしてくれています。
市の主催ということで、わりとまあのんびり、役所的にまじめな
イベントで面白みはないのですが、手作りなぬくもり感があって
前日主催の隣の山形県の町のバスも手伝いに来たりとか連携もあって
そういう仲良し感というのがいいなあと思うのです。
見上げる鳥海山を大事に思う縁故なんでしょうね。

 

遊佐コース側は、ひたすらの基礎体力がものをいうのに対し
このにかほコースは、きついだけかと思ったら変化に富んでいて、
意外に面白く、最後のきついとこさえなんとかなれば
今後タイムをまだ縮められそうな気がします。

参加人数が少なくて、運営には申し訳ないけど
少ない分なんだかまったりと待機し、
あくせくせず走れるのはありがたいし、アットホームな感じの
メダルの大盤振る舞いがなかなかいいのでした。

 

来年頑張るぞ。
自分に乗り越える課題があるうちは参加します。

なによりここに来るのが好きみたい。

 

ところで

あと、二週間後に夏油ヒルクライムなんです…。

どうしよう、足首に加え、今度は腰も。

練習できないまま、また参加するのがやっとかなあ…。