うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

ジンギスカンライド

ひととき梅雨の貴重な晴れ間の休日。
洗濯は前日済ませて、掃除はせずに自転車の支度。

蔵王を経験すれば 他のたいていの山岳道路は
傾斜長さとも 難なくクリアできると思うので
再びレースまえに蔵王という試練。
もはや風、寒さ対策はバッチリ
ただ一週間前のぎっくり腰だけが心配なので、
エスケープルートも用意して。

今回は踏まないペダリングをしようというテーマで
青根に車を置いて、峩々温泉から蔵王越え。

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二週間前に寒かった蔵王も、優しい顔を見せてくれました。
朝からたくさんの自転車乗り。山形に下る途中一台に追いついてしまい
見ていたらセンターラインに沿って走るので危なくて後ろつけず
ごめんなさいと言いながら、追い越し
ここまでかな調子よかったの。

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途中、一年に一度はこの時期に行きたいドッコ沼の三五郎小屋でしたが
腰の具合と相談していかないことにして、
(片道八キロの登りってちょっとしたヒルクライムコースです)
そのまま蔵王温泉に。時間は11時。
ちょうど店の前を掃除して開店支度。

食べたいものは蔵王名物ジンギスカン(最近まで名物って知らなかった)。
近くの二軒で迷ったのですが
ひとりで、こんなパンツ一丁だし潮吹いた身体で
きれいに着飾ったお客さんたちのいるきれいな店より
誰もいない、路地裏の居酒屋だけど、昼もやっているという
薄暗い店の暖簾をくぐりました。

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夜の店、特有の湿ったにおい。一瞬やってしまったか
と思ったのですが、おばあちゃんの物のいいかたが優しかったので
ここに座ることにしました。

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食べ方わかりますよね?と聞かれて、
ノンと答えたら、油は取らないでてっぺんに。
野菜は下のポケットで 焼きます。
と、丁寧に教えてくれました。米沢ではちがった。いろんな流派があるみたい。

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で、ジンギスカン、おいしかった。
肉もたれや、山菜のふき、みず、ともに。
2000円はちょっと高かったけど。
またこれを楽しみに来るのもいいな。
幸福という店。

帰り、ここから笹谷経由に逃げるか、再びエコーラインを上り返すか
迷っていたのですが、これを食べたら、決意しました。
エコーラインを上り返そう。そして帰ろう。

そして12時前、再びまたがりましたが
なんだかすでに足が重たくなっていました。
よいしょっと。
うさぎさんのとこまで引き返し
暑くて伸びているうさぎさんを横目に、

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もうひとつ、やる気にチャージするものが必要でした。
牧場ソフトクリーム。
山川牧場まで下ります。と思ったよりも下るので
いいのか、いいのか、また上るんだぞここ。
と、どきどきしながら下ります。
行き過ぎませんように。

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そしてソフトクリーム。
このちいさな欲望が、これから登り返すだけの労力に値するものかと自問自答。
おいしかったけど、食べてしまったら登らなくちゃ。店をでたくなかった…。

そしてそこから毎度長かった。
時速10キロ以下キープです。
途中、蔵王お釜リフト乗り場まで20キロの標識。
白くなっていた頭でもすぐ計算出来ました。
二時間…。
これが二時間…。
愕然としました。

ひたすらもう数メーター先だけを見て登り、すれ違う自転車に目もくれず

山形側は、最後にだましのきつい坂がいくつも待っていて
嫌いだ、山形側のエコーラインは。
という言葉だけは、絶対ブログに書こうと、心に決めて最後踏ん張りました。
峠にはなんの用も感慨もないので、そのまま通過。

きつかった。
たまにふっとペダリングが軽くなって坂が平地みたいに走れるときがあって
それは業界ではペダリング開眼というらしいのですが
腰が痛い今、もしかすると、回すペダリング
開眼するかと思ったのですが、きませんでした。
なんのとことはない、ただ苦しい苦しい上り坂でした。

蔵王で25Tが脚力的にきついのかも、ぎっくり腰が腰痛に移行してしまった。

 

前回の忘れ物:グローブ

本日の忘れ物:ボトル、汗止めバンド。いらなかったもの手足ウォーマー 

 

95キロ、獲得3100m