鳥海に行ったとき、あちこちで目にしていた
絵。
版画だというこれらの絵は池田修三という
鳥海出身のかたの作品。
最初みたとき、大正モダンなゴッホの絵みたいで
なんで金魚鉢をかぶっているのかと、
ぎょっとしたけれど見慣れるとかわいい。
なにかに似ているような気もするのだけれど
それがなんだかいまのとこ思い出せない。
たくさんみたらなにかわかるかなと
仙台メディアテークに見にいきました。
なんと、列をつくって整理券ないと入れません、
並んでください、と人の波。
じぇじぇ。
帰ろうと思ったら別の階で
「ジョジョ展」をやっていてそっちでした。
初期の作品はモノクロで大人びた陰のある女性で
なんだか怖い、そのあとのは小さな女の子が
跳ね回っていて、とても明るくなるその落差
たくさんのワンピースの少女のモデルって孫なのかな
明るいタッチの少女の版画絵に囲まれた
空間は、鳥海の青い海と空を
どうしても切り離せず思い浮かばせるのでした。
20日まで。入場無料。
ところでこのメディアテークというガラスですけすけ無機質空間に
五本指ビブラムで雨で濡れた足跡をつけると、まるで裸足で
入ってきた原始人がいる、という感覚が持ち上がり
それもアートなんじゃないかとタノシイ。