名前が気に入った植物をいろいろ植えていたのは三年前。
エゴノキ、マユミ、アブラチャン、メグスリノキ
そのなかのひとつ。
ゆりのき。
ここのとこぐんぐん伸びて、
植えたとき、腰くらい高さだったのに、
今ではぼくの身長より高くなりました。
同時期に植えたほかの植物に比べ段違いの成長速度です。
町で同じ特徴的な葉っぱの落葉を地面に見ると
気になって見上げてしまいます。
街路樹のその木はビル2階の高さから枝が広がり
てっぺんは5階建て以上の高さに達し、
幹の太さはこどもの一抱えほど。
山の木と同化すればいいと思い隅に植えたけれど、
ちょっとどきどきして見守る、
まだ身長より少し高いだけの、ゆりのき。