うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

名前買い


レース会場や自転車屋さんで、ぼくの持参した自転車のことで
なにかうんちくをいうひとがいます。
みんな、好きなんでしょうね自転車。
とくにぼくは自分で考えたようなへんな部分が多いので
よけい興味をひくのかと思いますが、あまりあれこれ感じたり
言われたくないのです、めだちたくないというか
話題の俎上に上がりたくない。ほめられるにしても
笑われるにしてもほっといてくれという感じ。

重さも、クロモリにしては軽くて全部装備しての実測
8.4キロ
ときどき、チタンですか?とか、なんでそんなの買ったんですか?
とか初めてあった人に言われますが、ほっといてほしい。
クロモリのわりに太いパイプだとか、サドルが固そうとか
いろんな感じ方はあると思いますが。
割とひとの言葉に傷つきやすいので
褒められたくないというのは、その気遣いが痛いからです。
さらに誉め言葉の裏側まで感じてしまうときてはメンドクサイ。

 

更にタイムのほうは軽さやステムの長さあまりに聞かれるので
調べてみたら、6.4キロで、ステムは130mm、

でも徒に軽量化を図ったわけではないし、ホイールハブ位置との兼ね合いを
計って購入したステムは長くて重たいです。
バーテープは古いのをはがさず極薄を結果的に二枚重ねてますが面倒だからだし
ホイールは前後違うものを使っているに至っては、
なんかそのへんお願い触れないで、訳ありなので説明をしたくないとか
あるんです。

とにかく自分が好きな意味あるもの、で固めたいという感じ。
納得いくパーツを使いたいということです。

欲しくないものは、ただでも欲しくないというのは野菜中心の料理と似てます。
その判断は名前だったり見た目だったり、手触りだったりメーカーだったりいろいろ。
自分で使って買うことのできない自転車部品。

それは雑誌やひとのレビューでの性能は重要ではなく
部品そのもののもつ本質に惹かれるかどうかという
…つまり、なにより名前は大事だということです。
作った人が意味と命を込めるのが名前ですから。

たとえぱ、とても評判のいいカンパのゾンダというホイールと
その半額ほどの値段なのに売れていない
カンパ、シロッコというものとどっちに惹かれますか?

内容はゾンダの勝ちなんですが、なにより
ゾンダという呼称には惹かれず、だめです。
性能が劣っても、下位グレードのシロッコにこころ惹かれるのに訳がないのです。
シロッコとは砂漠から地中海に向けて吹く熱い風のことらしいですが
それに負けるなっていう込めた意思はわかるのでそういうのは好きです。

安いのでシロッコに25Cを履いて練習用にして、
23Cニュートロンを延命させるという風にしたらどうかな。
ロングライドも35mmなのでハイスピード巡行が楽にできそう。
そう考えて目的絞ればなかなかいいホイールで、
好きになったものから、世界が広がるというパターンです。

 

むかしは、レコードはジャケット買いというのをしたものですね

高いのに、不思議とそれができて、そして外れがほぼなかったという

そういう経験もいまに生きているのかも。