大福やさん巡り、第二弾、
仙台市青葉区、村上屋餅店
そういえばあそこに、らしき店があったぞと、行ってみました。
ここもお餅やさん。大福屋さんではなく、和菓子屋さんでもなく
お餅やさんという店が多いみたい。
買ったものは、クリームいちご大福 税抜き290円、
さっそく食べる。甘いお餅ってうまいもんですね。
クリームと餅の柔らかな組合せは至福で、いちごとクリームの組合せも絶妙、
一回り大きめとはいえケーキ並みに高いから一度だけの贅沢。
「赤豆粒大福」 税抜き145円は粒あんに赤豆の甘く煮た粒が入っていて
「黒豆こし大福」は、甘く煮た黒豆とこしあんの組み合わせ。
サイズ小さめ、価格が高めなのは場所柄でしょうね。
あとこれは好みなんでしょうけど、
粒あんは、つぶが皮に食い込んでるのが好きでなく
かといってこしあんも舌にざらざらと均一な甘みが乗るのが好きではなく…
考えてみると、だいたいにあんこはあまり好きではないみたい
記憶をたどれば、冬にお汁粉を外で食べたとき、
これはおいしいと思ったのがきっかけで食べられるようになったけど
そういう、豆がつぶれたぜんざいみたいな豆でないといまでも無理みたい。
でもここには、のような大福はないみたい…残念。
雨のせいか静かな店内、この際にと初心者まるだしで、店の人に
名前の示すこれはなにかという質問はもちろん、いつまで日持ちするか
時期が過ぎたらどうなるか、冷凍できるなどとあれこれ聞いての帰り際、
店のひとが、ひどい雨の中なのに来ていただいてありがとうございますと
という出口での一言が、なにげにちょっと響いた。
明日になると固くなるから今日中に食べてほしい、
お腹下すとかそういうことではないのだけれど…
という店の人の気持ちはとてもよく伝わりました。
自転車で乗るときに食べるので、冷凍してそのときにと思ったけれど
この柔らかさは、大福のあるべき姿。
店の人が伝えたいのは食べごろの大福。
ぼくも似たような仕事をしているのに忘れれそうになる
自分の都合で、ものを扱いそうに。
もしかすると、こどものとき食べてなんだか皮が厚くて硬くて好きではない
と思ったのは、翌日とか母親が大事にとっておいた残り物だったのかもしれない。
当日食べる大福ってうまいなあ。
自転車に乗っていなければ知らなかったことのひとつ。