一か月ほどまえ間違って入ったお店に、今度はちゃんとカレーを食べに。
当然ながら、店名を知らず、メニューも知らない…。
ただ、こないだ座ったら出てきた、マグロのから揚げ上乗せカレーのごはん量が
少なかったので、今回は大盛りというのを忘れないようにと、
それだけ思っていました。
まっすぐずんずん入って行ったら
カレーですけど、いいですか？と聞かれたので
はい。
本棚はコミックでなく「新書版」ばかり、つい背表紙を見ていたら忘れそうに。
あ、大盛りってできますか？
できますよ、うちは小盛りでも大盛りでも値段変わらずでサービスです。
盛り付けるだけなので、速い。
すぐ出てきました。
なにやらにぎやかに乗っています。
柔らかい生わかめの上にポン酢みたいなのがかかっているのはわかり
あとは、ほかのお客さんとの会話から知れました。
じっくり煮たイノシシ肉、こうさいたい(たいは苔と書くとか)、根曲がり筍
イノシシは野生でしかも山ですぐ血抜き解体したから臭くないとか。
…なんだそのこだわりは、と内心。
3人のほかのお客さんはみな常連さんみたいで
ばらばらに座りながら、それぞれマスターと話をしています。
庭のこしあぶらのてんぷらを昨日はご飯に混ぜたの
おとといはふきのとうのてんぷら。
今度つばきの花をてんぷらにしたい、
そこにお客さん、入るなり(メニューあったんだ…)
じえびのカレーってなに？
えっ、じえびって書いてある？
で、ぼくは左右に挟まれた常連たち(女性ばかり)のにぎやかに弾む声の
親しみがあるボケボケ会話に耳をそばだてるのでした、スマホを閉じて。
それにしても外から見てこのビルの脇に庭があるなんて
想像だにしないのに、さらにそこで採った植物を、カレーの付け合わせに
するって、意表をつかれすぎておかしい。
レギュラー珈琲付き、600円。
場所、このへん↓
