ボリショイバレエという映画を借りてきて
観終わったところです。
いつもと違い最初から早送りをしようとも思わず
見ていたことに後で気が付きました。
映像がきれい。できるなら何回も見たいと思わせられる映画で
実際、だれがだれだか途中でわからなくなったり
ところどころ流れがよくわからないこともあって
もう一度見直したりしたのですが、さほどそれも
苦ではなかったのです。
そんなこんな自転車ローラーを回しながらだったので
三回に分けてみたのですがそれはもう、堪能しました
途中、バレエに比べたら
自転車なんてただ脚をぐるぐる足をまわしているだけなのだから
楽なものだと、つい1時間とか頑張ってしまった。
似たようなシチュエーションのブラックスワンにはがっかりした…
などと言いたいけど
実際のバレエはみたことがないし
テレビでボレロなどたまたまつけたらやっていたのを
この曲知っているなどと、見たことがある程度なので
えらそうなことは言えたものではありません、
でも、ここに出てくる主なひとはみんな本物
例えばピアノでよくある弾いている手元だけ映すとか
感情込めた顔だけ、とか、そういう撮影のテクニックはなく
主役のバレエの努力やテクニックそのものに映画は寄り添います。
どこをとっても本物のバレリーナが演じているという映画で
見る側もほんとに、心が動く。
(120インチスクリーンの5.2チャンネルです)
が!
ここまで裏側だけを見せておいて
最後、あれはないんじゃないかと。
声を大きくしていいたい。
表舞台をいっしょに見たかった。
あれだけはらはらさせておいてさ。
ディスクも欲しいけど高くて買えない。
という歯がゆさも。
ためてためて、クライマックスにどーんと
かと思ったら、三楽章で終わったシンフォニーみたい。
最後に有名な白鳥とか、そういう音楽くらいは聴きたかったぞ。
そういうのもなしなのね。