うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

山形県民の森周回ライド1 面白山高原駅まで輪行


行き先や服の選択に迷う時期です。
今日は、最高気温20度だというし晴れ。
レース二週間前。
笹谷は工事のたろ6月末まで通行止めという情報。
蔵王は下との気温差がありすぎて地獄を見る。

まず山形に行きたい、というのがありました。
去年一昨年の同じ時期に行った、面白山から山寺までの
散策ロード
見晴らしのいい樹間をずっと緩やかに下るのです。

笹谷が通れない以上
すっぱり山形県境走破自体を排除してより遠くに行くための選択。
面白山高原駅から、輪行
帰りは山形駅から輪行という
こんな身近なところで、輪行するなんて
自分の中では初めてかもしれない。
家に身近な駅から数駅でおりたら廃スキー場前という
無人駅の秘境につきます。これがまた面白くて。

冬は、身近な駅からスキーウエアをまとって
スキー板をそのまま担いで電車はリフトかという人たちが乗り込んできて
白山駅で降りて、いきなりスキー。
こうなると自転車もそのまま乗り込んでもいいような錯覚を起こします。

さて、切符を買ったら本日の小さな旅のスタートです。


待合室でチキンラーメンカップを食べているひととがいます。
?と思って券売機に近づくとおはようございます、と大きな声
おはよっす、と返事。
荷物を見ると、大きなザック。
どこぞの山に行くのかな、この沿線だと
あの山かなと、あたりが付いたので、どこに行くか尋ねてみました。
香川です。北海道。と元気な声。は?、香川?
ピンときませんでした、何言っているんだろうこの人。
よくよく話をすると、
香川住みの島根大学生で、北海道まで電車で行き、そこからヒッチハイク
香川まで戻るんだと、ヒッチハイクでないと歩いてで
仙台からここまで歩いてきたんだとか。
仙台は都会で、せちがらくいずらくてすぐにでてきてしまったとか。
道がわからない、スマホをもたないことにして時計ももたないから
時間がわからず、それが苦心だとか。
水があふれるように話してくれて
関山トンネルは歩いて超えるのは厳しいと話すと
トンネルがあるんですか、と嫌なんですよねトンネルと切なそう。
もしかして地図も持っていないのかも。
ぼくが電車に乗るときも、いい旅をと手を振ってくれました。
あとで走りながら思い返して、彼はいまどこかな
いい旅を、か。いい言葉だな、と

さて、ぼくは面白山、8時半スタート。
サイコンのキャリブレーションに時間をとられたり
しながらも名残惜しく刺激的な面白山高原駅を後にします。



なにって、ホームで組み立て、そのままスロープで自転車に乗って外に出られます。
一方、ホームから改札を出ずに下に向かうと紅葉川渓谷、そのまま川沿いを散策。
ホームの上からは滝や桜の絶景。
前はここまで自転車できて、ここから下りを楽しみましたが
今日は登ってもいないのに下り下り、しばらくずっと下りという
おいしいとこだけつまみ食い、樹間を楽しみます。



山寺までの道。

峠をまったく苦労もせずにいきなり下り。素晴らしい風景もちょっと違う気がしつつ。

 

 


つづく。