うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

栗駒ヒルクライム2019 春



先週、日曜だったか泉ヶ岳に行ってから
5日ほどずっと立ち眩みがひどく、
どうしちゃったかな、なんか病気かなと
気になっていました。
どうも水分不足だったような気がします
つまり熱中症ぎみだったようでした。
鼻血までだして登っていました。
とくに上り坂の時は意識して積極的に水分をとらないと。

さて、今日は栗駒ヒルクライム大会でした。

なんと、アクセス道路が落雪で通行止め
岩手側からの二本が両方使えず、もちろん山形からも
まだ冬季通行止めのままなので、秋田側からの須川往復ルートしか
使えないという…、家から3時間半かかりました、
もちろん無料高速使ってぶっとばして。
(帰りは仕事で寄り道したこともあり六時間…往復500k、
たかが栗駒なのに、運転に疲れました)

さて、目標は1時間切りと全体の真ん中より前でした。
それは心に秘めて、穏やかに全体スタート、真ん中辺に紛れます。
スタートしてすぐブレーキをかけるほどなんどもペースの上げ下げがあり
そういうのが嫌いなぼくは前を伺いますが、一直線に
10人ほどがラインを作っています、
うーんだめだ、とそのままおとなしく合わせます。
ちょっと遅いと感じつつもし列車を飛び出て単独で行ったら
すぐに疲れ果てるでしょう、我慢です。
最初の下って登るスノーシェルター手前でばらけ始めます
頑張りますがついていけない。
離脱、うしろもあまりついてきていません。
トンネルを抜けてから本格的な登りになりますが
トンネルの中で前にだれもいません。
ずっとひとり、追いついてきたうしろを曳くはめに。
まあひとりより少しはましだろうということで曳き続けます。

ここからさあ登り。
あとは持久戦です。
ときどきすごくきつい、
登っているときに下った時の印象は役には立たないな。
ひたすら数メーター前だけを見て、脚と対話しながら
走ります。
傾斜が少し楽になったら踏む、踏めなければ回す
腰で回す、立って踏む、お尻の位置をずらして回す
いろいろ総動員。

やがて汗が流れ、その汗が冷たい空気で冷えて
頭痛気味になってきました。
暑い。いちばんきついとき。
レースって普段やらないほどの強度で走ります。
もっとがんばれ、自分に鞭を入れます
いまレースなんだぞと
久しぶりのレースに、感覚を忘れていました。

痛いやめて、いやもっといじめてやる
脳内でそんなくれよんしんちゃんごっこが始まります。


やがて後ろ組みスタートの異次元の速度差に抜かれ始めます。
と、気が付いたら、傾斜が緩んで須川温泉の栗駒荘が見えます。

あれもう?ここってスパートすべき?
と思って頑張ってスパートしたらすぐゴールでした。
苦しい。しばし動けませんでした。

ゴール地点の上からコース



リザルト。
1時間4秒。
4秒ってなんだよ、金魚のフンみたいな…。
59分59秒と大きな違い。
情けないというかむなしいというか
もう少し頑張れば、という悔い。
走っている時最終的なタイムが
わからないのでこういう風になります。

このコース
結構起伏が複雑でバラエティに富んでいます。
こんなとこはなかなかないような。
道がぼくに言います
どうだ苦しいだろう、ときつい坂で畳みかけてきたかと思うと
苦しかったろう、このぐらいでどう?ってような
優しさもあり、ちょっとポッとしたりします。
魅力的なきつさがあって、、初めて道に惚れたかも。



それに帰り道、自分の身体から漂って淡い硫黄の匂い。
あの温泉に年に2回入りに行くのもいいかもしれないなと思ったりしました。