うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

夏油高原ヒルクライム2019

実は 夏油は数あるヒルクライム大会の中で一番嫌いな大会です

理由は、ごちゃごちゃとしたスタート。

普通にレースではあるのだけれど。

 

レースの前日夜も当日朝も、仙台の自宅周辺では雨が降っていました。
どうしようかな、頑張って2時半に起きてみたものの。
とりあえず向こうは雨がないことを願って、
(トイレは一時ころ一度起きただけで、鍼の効果か全体のだるさもなく助かりました)
3時前に出発。高速で2000円。途中一関超えたあたりから雨がなくて
ほっ。5時前について、受付をし今回は準備万端だったせいか余裕。
スタート場所招集の7時までは時間があったので、実は初めて
レース前にローラーなどやってみました。
どうやっていいのかわからないから、とりあえず軽いギアでくるくるしたり、
重たいギアで汗かいて息をあげてみたり。

前はいかにもという感じで恥ずかしくてできなかったけれど、
なんだろ、普通にできる自分がおかしい。怪我をして練習不足、
やらないとたぶんまともに走れないという危機意識が行動を前に進ませたんでしょうね。
きっちり膝裏に大きくバッテン形のテーピングをほどこしたら、
すっげー怪我人みたいになってしまったけれど
このくらい長く筋肉を引っ張らないとはがれてしまうのです。
あと直線での風冷え防止に、膝にワセリンニベアブレンドを塗ります。
身体の準備はもう念入りに、怪我をして知ったこと。
タイヤの空気は前日多めに入れたからOK。
チェーンオイルも一か月前怪我で棄権レースの前日に施したからこれも問題なし。
あとすることは。
カフェイン注入して、スタート場所にあるトイレに行き 坂を往復して
足慣らしして、速めに先頭…から二番、三番目あたりに並びます。
(あまり前すぎてもついていけないし例年の順位だと前に6人くらいいて
あとで数人に抜かれるくらいなので)

のほほーんとしていてどうしようまるで闘争心なし、
だったのが、スタート地点についたとたん、最初の坂をどう乗り越えるかで、いきなり頭と不安がいっぱいになります。
一分前のコール、どきどきどきどき急に鼓動が高鳴りはじめます。
手を頭の上に伸ばして、深呼吸、ちょっと目をつぶりコンセントレーションを高めていきます。もうすべきことは、集中だけ。


さあスタート。下を見ずに(下をみてて激突怪我したので)クリートをはめます。
やはりスタートでもたつくひとはもたつくので、そのすきにすーっと前に…
出てしまいました…
あー、どーしよう
と思ったら前の三人が加速して離れていく、いや自分が壁になったら申し訳ない、
慌てて、ダンシングして10メーターほどを追いつきます。
と、後ろからもどどどどと、そのあと数十秒でうしろに脇に集まってきて、
なんだまずい行き場がなくなるぞ、
これは自分の場所を確保しないと列車からはみ出される。
乗る、ときめて列車を形成する一員を主張しに入ります。
あー、よかった認められた。
で列車でしばらく走ります。前に6人ほど
ローテーションしている様子はなく今年は振り落とす揺さぶり(急な加減速)もなく
たんたんと進みます、おー楽だ、
少し気をゆるめたい、と一瞬魔が差すと途端に1メーターほど空いてしまい
詰めるのに自分でインターバル。(これがあとあとボディブローのように効いてくるのでした・ちなみにボディブローの経験はありません)
時速はだいたい35~37K、この速度は一人では出せません、貯金を作っている感じを
ありがたく甘受、しつつ、だんだん少し前と空いた隙間を詰められなくなってきました。ケイデンス120~130は限界。
まずい、と思い
最初の交差点が近づく少し前、後ろを見るとぴったり来ていたので
前に入ってもらおうと、脇によりました。そしてその後ろにつこうとおもったら
…つけない。

おわた。

でちぎれて一人旅。ほとんど去年と同じような位置で落ちたので
ああー、去年と同じくらいのタイムかなと、もうあきらめモードです。
そのあとの一人で走る感じのなさけなさ。
頑張れーと沿道の応援は自分のために。
時速27キロほどしか出ません、とほほ。

その後のダム前坂で、やはり去年と同じように後ろからバイクを先導に
40代の元気な集団が…あれ?ひとり。いま思うに
どうも年代別で走っている藤田晃三さんらしかった。
そのうしろからしばらくして集団が。

あと、自分が去年と違うがんばれることってなんだろ
坂を頑張るしか。テーピーングの効果で痛みは出てこないのが
幸い、けれどあまり踏むと、痛みが顔をのぞかせるので
できるだけ腰で回そうと心がけます。
去年より速いのか遅いのかさっぱりわからず、
もういいかなあなんて思いつつも振り払い、
16キロときに14キロに落ちながらもふんばって
あっという間にゴール地点の平地に
スパートしようと思ったけれど、できなかった。
半分がんばったしもういっか、なんて気持があったのは事実で、
直前に抜かれた同世代のひとに、追いつこう、少しでも順位を上げようとする
気力がなかったことが悔しいと思いつつも。
途中ちぎれたことよりも、最後食らいついていく精神力がなかったことが。
怪我というより闘争心がないということが致命的。

イカを食べ、下りの途中で無料チケットで温泉に入り
(だれもいないのなんで)カレーオンきゅうりを食べ、
表彰式をみて、リザルト場所のわきで待機。

44分台。去年より1分近くよかった。
ほっとしました。
自分の至らなさゆえの失敗レースなのに結果としては
誰かのホームランでカバーできたかのよう。
(うまく言えない)
まあこれが夏油ヒルクライムの実力上位陣以外の
レース運びのの醍醐味かもしれない。

んあんと、もうリザルトが出てていました。

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