行きは新潟にむけ、帰りは秋田からと、全く違う道なのに
往復304キロで獲得が2200メーターが同じという珍しいルートをひきました。
フェリーに絶対に間に合わせにくてはならないというスリル付。
もともとフェリーに乗りたくて組んだら、おまけがついてきたみたいです。
そのひとつは、フェリーの移動時間6時間ほど仮眠時間ととらえ
600キロのライドとしてみると、ブルべり予行演習ともとらえられないか
してみると、認定40時間内に走れば面白いブルべともいえるわけです。
もちろん撤退する手段いろいろ用意した上での行動でした。
まあそれはおまけ。
とにかく目標としてはフェリーに乗る。
できたら翌日も300キロ走れるようにということでした。
なんにせよ新潟の目的地に着いて、寝て起きたら
秋田からはじまりというのが面白いし今後の検証にもなるかなと。
なんでもそうでしょうね、だめかもしれないけどやってみようというのと
できないだろう、とやらずにその手前で立ち止まっているものとでは
少ししたときに雲泥の差ができて、差が広がって行くばかり。
できるひととできないひとの違いはただ、そういう小さな積みかさねかも。
だから、一歩ずつ。
出航が23時5分で、乗船手続き開始は1時間前にということなので
当初ぎりぎりでもいいと考えて、逆算したのですが、やはり
余裕見てと、朝4時出発して途中食事に2時間ほど余裕見て、22時着予定で
組みました。
土曜日、朝4時ってまだ真っ暗で、GVOLT70をつけて(これはかなりいいです
ちょうどいい時間と照度と照射面積と下付で省スペース、手ごろな価格)
関山トンネルに向けて48号を走ります。
なんだか足が少し重たい、去年青森まで走った時もう少し軽く回したような。
できる限り、軽いギアでいきます。2日間なのでできるだけ足を温存したくて
今回はニュートロン。
東根から、河北へ抜け、朝日町、白鷹、ここからは川沿い
かつてここから米沢までは、よく車で走った道。
白鷹、側線から左が広いのはいいけれど、パンクも心配であまり端に寄れない
だいたい道交法でそこは走ってはいけないことになっていますからね。
かといって、クルマから見るとなんで左側開けて、車道にはみ出て走ってんだ
じゃまだな、みたいな以心伝心。どうにも中途半端な走る位置を定速走行です。
なんだか、いやな予感的中で、後輪パンクしました。
スローっぽくて、代えのチューブをひとつしか持っていないので
できれば、パッチ当てて修理したかったのですが、
タイヤの上からボトルの水かけて、耳に当てても、ほほに当てても、
さっぱりわからない、音も近くを通りクルマのシャーという音と重なり
よくきこえない。チューブを取り出し、注意深く観察してもわからないので
諦めて、チューブ交換としました。予備観察に20分、実際の交換に10分ほど。
時間がもったいなかった。
よく考えてみると一年半、タイヤとチューブ交換していなかったからかもしれない。
リアはパワーコンプからエンデュランスにしようかと思いました。
首から下げた行程表と腕時計を見比べてまだずいぶん余裕あるなあ
と、その時はまだ気が付きませんでした。
次は、長井のスキヤで牛丼というスケジュールです。
これは、この時点で9時前でコンビニ以外で少し食べて
大峠に備えたかったのですがその店しかなかったためです。
ご飯は半分しか食べられませんでしたが肉とみそ汁おいしく頂きました。
米沢に向かいます、以前住んでいた、働いていた地域を通りますが
懐かしいという感じも何もなく、ただなんだか忘れてしまっていました。
こんなんだったかな、という感想。
米沢では、コンビニで初めてゆっくり休みました。
100キロほどだったかな、ここまで。
ちょっと暑くなってきて、甘いものを。
ゆっくり走っているつもりで、まだ少し速いのかも…
行程表みるとはしれば走るだけ時間が縮まって
あれパンク修理もしたのに2時間も予定より速い
さすがにおかしいと気が付いて計算しなおしたら、
間近っていました…
と、逆の意味で不安になりだしました、青森の時も速くつきすぎて
朝から夕方まで退屈したっけ。
適度な速度っていっても調整してゆっくりは走れないわけで
かといって、あまり休むたちでもなく…そのまま回していくしか能がないのでした。
喜多方で朝ラーというのもありだったかもしれないですが
町はずれに予定していた最終コンビニで、カレーうどんを
食べました、これも少し残してしまった。一度にそんなに食べられないお腹。
ここからは置賜に10年住んでいた自分でも意外なことに未知の道でした。
そして新潟までがここから長く感じました。
最初田んぼの中、を走ります。
これから山の中に、というところの交差点で
糀屋さん、いい佇まいです。冷たい甘酒と書いてあります。
こ、これは、甘酒だけでも買っていいということなんだろうと
こんにちは、と入ります。
線香のような、なにかの匂いがします。
なつかしいような落ち着く、少しひやっとした空気。
少しくらい店内。何回か読んだら奥からおばあちゃんが出てきました。
冷たい甘酒…は、凍らせた甘酒でまるでアイスクリームのようでした。
ここで たべんさいと、席を用意してくれて
また奥に引っ込んだと思ったら、凍らせたペットボトルの水
溶けないから、それまでこれをと、また引っ込んだと思ったら
グラスに氷を浮かべた水を持ってきてくださいました。
ありがとう。
どこへ行くの?と聞かれ、新潟と答えます。
国道で?
わからないけど、この店の前をいきます。
そうねそれがいちばん近いかも、この先なにもないから
ゆっくりやすんでって、暑いからね。
ほんとにおばあちゃんありがとうね。←こころの声
少しひんやりした店内で、冷たいもので身体を冷やしたら
しらずに無理していたみたいな身体が少し落ち着いたみたいで
少ししたらゆったり立ち上がろうという気になったので出発しました。
旅人、という感じでした。
冷たい凍らせた甘酒がおいしく不思議にそのあと力がでました
さらにいただいた、凍らせたペットボトルをバックポケットにいれて
炎天下でも、走ったらすごく良かった。
しばらく登ったり下ったりを繰り返し
川沿いの道に急降下、今年の夏に海沿いを走った時と同じパターンだ
どうしてこっち下るのか、いやきっとなにかわくわくがあるんだろう
と、自分で引いた道なのに訳も忘れているのに、素直に従います。
やっぱり結果的にこの道がいちばんすきでした。
岸壁の間を大きくうねる川の流れ、
いくつもかかる大きな橋、
古いダム、
突然現れる集落、小さな駅。
素敵な地名
豊実のあたり、地名もいいですよね
となりは日出谷。昔の鉄道に沿って走る道は自転車にはいいです。
ふるい生活の息衝き、緩やかな傾斜静かな道。
遊覧船もありましたが
開店休業状態、こっちのほうまで立ち入るひともいないので車もほとんど来ません
立派なトンネルもある国道なのですが…。
りっぱに橋もいくつもかかりますが意味がいまいちもはや。
14時ころ、道の駅に滑り込み、遅い二度目の昼食。
その後、少しさびれた観光船の道の駅みたいなとこを過ぎたら
新潟の山から町に向けパイパスみたいなとこにでました
立派な道で、高速道路みたい、走りにくいです。
怖いっつうか、広すぎてどこ走ればいいのかと
川沿いの道はどこもそうかもしれないけけれど
夕方の飛ばすクルマの抜け道。もうびゆんびゅん。
なるべく時間を考え信号のないルートを選んだので
これはしょうがないな。夕焼けがきれいでした。
写真で止まる余裕なくひたすらなんだか飛ばしてしまいました。
クルマが怖くて。
実はこの日ずっと心配事を抱えて走っていました。
心配事というには小さいな、爆弾みたいなものです。
序盤でパンクしたときCO2インフレーターを使用したのですが
一瞬で充填完了(いちいち空気をしゅぽしゅぽ入れる体力も時間も惜しむほう、
過去暑い中散々やったからもうやりたくない)
この炭酸ガスは、時間がたつと抜ける性質があるので
走りながら、ボンベや予備チューブがないままだったのです。
スポーツ自転車店全く見つからずどきどきしました。
(ビール用とか水槽用CO2ボンベはねじ山規格が違うから使用不可らしい)
自分で送った荷物まで200キロくらいの間にもう一度パンクしたら
終わりなわけですから(最悪さっきのチューブにパッチを当てて、
小さい空気入れでしゅぽしゅぽするかなと、走りながらシミレーション)
幸い何事もなく、荷物を受けとりほっとしました。
初めての町は距離感がわからず、ずいぶん走っても縮まらなくて。
街中に入るころ19時、いよいよ暗くクルマも落ち着いてきました。
スマホとモバイルバッテリーを接続しっぱなしにしていましたけど
振動で滑り落ち超小型バッテリー死亡した模様、
スマホは耐衝撃スマホなので大丈夫。
(大型モバイルバッテリーあるので問題なし)
まだいろいろあるので、
二日目書いた後、項目をわけて気が付いたこと書き残したいと思います。
いつもと違ってちゃんとレポート提出。