うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

代車の中身は外車

1p1010668 お客さんに、いわれます。
「くるたびに
クルマ違うんじゃないですか?
いったい何台もっているんですか?」

うーんと…
いやそんなに持っているわけじゃなくて
壊れるクルマばかりということで
モビ君の代車なんです。

先日この車ではじめて高速に乗ったときは
なんだこりゃー。

1p1010678_2 あせりました。
100キロまで、加速するつもりで、アクセル半踏みで、ただ普通に加速感が落ち着くのを待っていたら、
あれー気がついたら、50キロオーバーしていて、さらに
普通に「加速しているけどなにか?」といいたげに、ほかの車がどんどん後ろに
下がっていきます。
ちょっとまって、とあわててアクセル戻して…。
 
運転してて100キロくらいの感覚しかないというのは
数年前知り合いのジャガーを運転したときの感覚に似ています。
高速で静かにどっしりしている足元とエンジン。

外見は丸きり国産の大きくないワゴン。おとなしい外側なのに
中身がドイツ製。
国産とはなにかぜんぜん違う。

エンジンパワーも、国産と変わらないのに。
なにかが根本的に違う。
すべてが素直でリニア。踏んだだけ
加速するし。踏んだだけ止まります。

ハンドルも切っただけ曲がる。
スイフトの感覚に近いこの感じはものすごく
ストレスフリーです。
見えない部分でもこだわるとこは手を
かけているけれど
そうでないとこには、「別にいいんじゃない?」という
思想が明確で、すごく理解できます。

1p1010702 ただへんなとこもあって
後ろは、まるっきり普通だし
いまどき、キーのボタンを押して開閉するリアハッチなんて…。

スポイラーに空いている穴は、
車体の脇下にパイプで抜けていきます。何のためかわかりませんが。
ミラーはたたむスイッチすらないのに
逆に曇り防止のミラーヒーターがついています。
リアフォグランプがついています。
ガソリンの注入口はなにもせず手であく変わりに
中にシャッターがついています。
不思議なこだわり。

「それでいいのだ」と
赤塚富士夫が言いそう。
ぼくは「それがいいんだ」と言いたい気持ち。

不満はなく、むしろ運転していて、楽しく
楽チンなんです。

惹かれるものがあるクルマ。

 

いつか外車の新車を「ヤナセ」で買って
それで配達したいな。

…妄想。