1しかない「あれ」に惹かれたのは時代だったんです。
時代はバブル。
それまで2が主流だったのに4がでて、
6も出たり
どんどん 数が増えて行った。
増えれば売れた時代。
そのなかで、あえていちばん 少ない1を出して
売れる売れないと言うより、1を生かすふさわしいスタイルを
提案し、製造販売したのが「あれ」。
バブル時代だから出来たのか
アルミ素材を多用して本物の存在感。
そのほかは、メカよりデザイン優先だけど
よりよいものを作るためデザインとメカニックが協力をした。
いまの時代1どころか、限りなく0を目指してる世の中
効率というより 意識が希薄でさびしいものばかり。
どんどん売れなくなって。
だから、いま新しいものではなく、
20年前の古いものだけれど、素材がそのまま生きている。
これを買おうと思う。
ただそばに置いておく。
魂があるものが近くにあることは幸せなこと。
悔いという自分自身に迷いあればなおのこと。
あのとき、これに惹かれていた。
それを通せたら幸せ。