うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

椿寿庵 三度め

1r1052376 さすがに、「冷やしたぬき」は雪の中なので、

鴨おろしそばを食べました。

鴨おろしそばは「熱いつゆにつけるつけめん」と、説明書きにありました。
つけめん?とぎょっとしたものの、

そういえば、適正なそばの形態を表すことばというのがないなあと。
まるで暗号みたいなメニューがそばやのメニューです。

(以前かき揚げそばを、カキの天ぷらが乗っているそばと思って頼んだことがありますが
それはまあ極端な間違い)

このお店、手打ちを指定すると200円増しですが、実はそばの量が大盛りサイズ
だというのを知ったのは意外な収穫ででした。
それならば200円増しでも納得というもの。

けれど、不思議なのはそのことをどこにも書いていないこと。

いや本当に、ひとつの物事を悪意をもってそういう心で図ってみるか
いい方向から、いい心持でとらえるかで全然違う。
物事や行動や、本人にはひとつの事柄なのに、人により多面の解釈。

最初、手打ちに200円増しとは、
そばの手作り料としてそんなに徴収するなんてと、あるいは
貧乏人は機械打ちで十分といわれたような、そんな

重たい懐疑心でいっぱいだったけれど
この店で何回か食べてみると、
そうではないような気がすごくしてきました。
もてなしの思いに満ちているというか、

良心的なんでいう言葉はあまり使いたくないのだけれど
いろんな付け合せが出てくることといい
材料にずいぶん、いいものを使っていたり
ふんだんに使っていたり、心配り
そういうところから思いめぐらせると
機械打ちの手ごろな価格というのは、
とりあえず、日常としてそばを食べるひとで
安い方がいいというひとへ、少しでも安く提供できるよう
機械をつかい、

味やいろんなこだわりがある方には、手打ちのものを
さらに、高くても食べていただけるなら量もおまけして
という事なんじゃないかなと、
これは想像ですが。

最初っから知って入れば、みんな手打ちを頼むんじゃないかと
思いますが、それは店主の思いからすると
ちょっと違うというところなんでしょうね。

そばよし、つゆよし、で、この店は好きです。

ところで、正月だし、雑談ついでにそば屋さんで、一度やってみたいこと。
昼間、天ぷらそばを頼み、
日本酒を飲みながら、天ぷらと、
もり蕎麦を食べること。
合うだろうなあ…うまいだろうなあ
仙台では天ぷら屋より、そば屋の天ぷらのほうがうまいし。