ただいま。
山形蔵王温泉上の、ドッコ沼に行ってきました。
なんというか、まるで山登りしたかのような疲労感ですが
おつりがもらえるくらい、いい山旅(自転車ですが)でした。
来週の鳥海山のレースの足慣らしに蔵王山なんて、蔵王に失礼だなと
思いつつ、信号がなくひたすら上り、というと
ここしか思いつかなかったのでした。
ほんと先週の上り下りではなく
ひたすら上り、そしてくだってまた登りという
単純なコースです。
途中なにもコンビニどころか、食べるところがないので
おにぎり、あんぱん、バナナ、とエイド食を背中のポケットに詰め込んで
いざ出発。
平地の気温は30度越えの予報でしたが
蔵王エコーラインは標高1500mなので
20度以下の予想。
途中のコマクサ小屋で、おでんを補給。
まんまエイド食のような。
この先も風が強く、雲がすごい勢いで流れていきます
負けじと踏みこみながら、なんとか、通過
背中が痛みだしたので、どうしようかと思いながらも
禁断の山形側への下りが始り、ええやっと、身を任せます。
こんなに下るのかと、思った頃、ようやく温泉側への分岐。
なんとここにもエイドステーション、
うさぎちゃんが出迎えてくれました。
そしてさらにまた下りですが
このころにはもう、感覚が麻痺してました。
また登るなんてことより目の前のことで精いっぱい。
ドッコ沼の分岐にきたら、カフェサンゴロウと書いてあります。
ここからはおよそ一時間登りに転じます。
嬉しい予感、ご褒美がなければしんどい気分です。
とはいえ、ときおり吹く風、山形の空気は暖かく、
広がる景色も牧歌調で、宮城蔵王の厳しい岩肌とは違う和む道でした。
ドッコ沼。
そしてさんごろう小屋
入ろうとして、ちょっとびっくりしました。
佇まいが、ゴージャスなんです。
森の中の宮殿みたい…。
入口は自動ドアで、土足で入ると、
さらにまた中はびっくり、床はつやつや
おとなふたりで一抱えの丸太が、柱でいくつもあり
ビリヤードや、…とにかく中が広い、ホテルのロビーみたい。
ほかにお客がだれもいなかったので、
薪ストーブの前に陣取り
アルテックのオールドスピーカーの音に揺られました。
キーマカレー1000円食べました。
スープとサラダがうれしかったな。
ご主人もよく自転車できたねー、軽いの?持たせてと言われ
持ってもらったら、軽いね、とお世辞のこどばに気をよくして
思いがけずありがたいエイドの歓迎もあり、あとは帰り、頑張って
来た道の半分を登るだけという、割り切り。
ひたすら。
途中、汗をたらしながら登る坂道、流れる水に惹かれて、顔を洗い。
ようやく下りに転じるまで、山形側からなかなか手ごわかった。
そして下りでは、なんといままでの最高速度を記録。
(書けないですが、高速を走れるくらい)
そして獲得…じゃなくて累積標高2921m (GPS3141m)て
いままでの最高。さらに一度に登った高さも1282m
更新。
疲れるわけだ。
でも逃げずに登って、下ってまた登って、よかった。
課題はこなしていくと次の課題が待っています。
来週は鳥海山1000メーター駆け上がるレースです。
それにしても、筋肉、筋、関節、あちこち痛い…。