うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

牡鹿半島微妙に一周

はやめに民宿についたので、デッキでぼうっとしていたら
通りすがりのおばちゃんが
夕方になるとここにシカが来るよ、といいました。

シカが家の近くに来る?
警戒心が強いシカしか知らないので
ちょっと意外。なにしにくるのか
出会いたかったけれど。

そのあと、自転車の足慣らしに岬に出かけてきました。
登るとそこに山の牧場(大学の放牧地)があり
牛たちが草地でのんびりとしていました。

f:id:holonholon:20160905183422j:plain

こちらはいつも招かざる訪問者
静かな山間地はいつも、熊の不安にいつもついて回るものですが
ここは熊が でないから安心です
ウシの注目を浴びながら解放気分。


ぼくのいでたちは、ヘルメットなし
普通のズボン下着シャツ一枚。街ではみょうちくりんですが
なんとなく集落の雰囲気に溶け込んで。

f:id:holonholon:20160905183437j:plain


部屋は、夕日が沈むのがきれいにみます。
開放的な、「下まで窓」
夕ご飯は、さすが、鮎川が近いだけあって
クジラがでました。ツチクジラの煮物焼き物
刺身はなにクジラかわからないけど
馬刺しみたいな味です、やっぱり肉です。
皮とか、は魚っぽいのだけれど。


そして翌日、自転車で、これもゆっくりと
朝ご飯を食べて、出発。
水はボトル二本満タンにして。

筋肉や関節が後遺症でどうもギクシャク
張った感じや痛みがありどのくらい走れるか未知数でした。


最初の予定は100キロで半島隅々まで一周でした。
エスケープコースも念のため用意していて、そちらは60キロ。
朝の時点では、その60キロも無理かも、途中で引き返すことも考えなくてはという
とこまで、気力体力筋力落ちてました。
とにかく歩くだけでもしんどいので。

ゆっくりと力をいれず、たた回すだけを心がけて

f:id:holonholon:20160905184442j:plain

景色のいい海沿いをすすみます。なんといっても車が来ないので。

自転車に乗って、緩い坂を上ったり下りたり。
繰り返すうちだんだん、脚も慣れてきました。

f:id:holonholon:20160905184502j:plain


今日のテーマは頑張らないリハビリ、無理はしないように、
とりあえず、女川まで行くことにして
そこでランチを食べようと思いました。

f:id:holonholon:20160905184514j:plain

唯一ある食べ物屋さんが「このり」という店。
そこを目指していきました。
11時開店で、ついたのが10分過ぎなのに、
50人ほど並んでいます。
開店が遅れているとととのこと、

それにしてもなんでここだけこんなに人が。

後ろのひとがいうには、テレビの孤独のグルメという番組で放送されたのだとか。
すこし待ってみましたが、たぶん最初に入れなければ
その後、またその人たちが出るまで1時間はかかるだろうし
こりゃ無理だわ、とくにここにこだわることもないので

非常食、携行食を頼りに、ランチなしで走る決意に切り替え
列を離れました。
病気なのになあ…。


海沿いの次にいったとこでも、混雑してダメで
そのまま、県道の牡鹿半島の突端までむかうパイパスに突入。
あとは自販機すらない山道を、ひたすら登って下って。
やがて補給食も水も切れて…

そんなときのスピードの載るコーナー手前で振り向いたらクルマがきてたので、
確認は一瞬だったけどスピード差がなかったのでそのまま右コーナーインにより、
S字をそのまま抜けた後はアウトサイドキープでスピードあげずしばらく走ったけど
なかなか迫ってこない、

あれ。はやく追い越して と 滑る危険のある
あまりアウトサイドばかり走ってられないので思っていたところ
登りに転じ やっと追い越してくれた、その際窓をあけてなにか叫んでる

ファイト!

いやー 高校生のとき以来に聞いたよ そのことば。

 

思わずにこにこしてしまった。

照れくさくて。

やがて岬に。

金華山っててっきり、山だと思っていたら島でした。

f:id:holonholon:20160905184611j:plain


突端を過ぎてすこし行ったとこに自販機を発見し
そして、ボトルに補給して命の危機脱出。

f:id:holonholon:20160905184627j:plain


さらに行くと、おしか復興商店街というものがあり
食べ物屋さんがありました。

f:id:holonholon:20160905184643j:plain

時間は1時50分。ぎりぎりなにか食べられそうです。
突き当りの店で、海船丼を食べました。

f:id:holonholon:20160905184652j:plain

1000円。
大きなカキがふたつ入った、潮汁。
これがまたおいしかった。
海辺の、潮汁はどこもおいしい。

残り物には福があるということわざのごとく
なんだか得した気分を抱えて、民宿に戻り
クルマに自転車を積み、帰路につきました。

 

今回振り返ってもコースが
どこまでいっても、嫌な感じではなく、少しなだらかに上っては
少しなだらかに下るので、タノシイの、
変化が面白いの、景色も変わるし。

ここ、琵琶いちや 淡いちならぬ、
牡鹿いちと名付けて大きく一周のコース、を名物にしたらいいのに。
100キロだと、車もあまり走らないコースを設定できるので。


民宿の人もツールド東北喜んでいたし
水飲み場で一緒になった自転車のひとも
ツールド東北の練習に来たと言っていました。
盛り上がってきているようです。

ぼくは出るけど、ここの牡鹿を走るわけではないし

ツールド東北大好きってことも全然ないので

どうも話がかみあわず申し訳なかったです。

ただ、走りたい道を好きに走っているだけで…。

意味はないのです。

考えてみるとツールド東北、再来週ですが
170キロ時間内に完走できるのかなあ。
それまでに体力戻るかなあ。
暑くありませんように。


走行距離82キロ