うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

庄内へ

 

前回のブログの予想通りというか不安が的中したわけで

今回長距離に行って、なにがきつかったといって
机上の論理に過ぎないルートの線引きであるというところ。
一度できたからと言って、体調次第でできないときもある
なのに、より以前以上のことを求めてしまうところにあるというところ。

行ったことのないところに行きたい、
どうせ行くなら、ついでに行きたい、というところをつないで
庄内に行ってきましたが
まず思ったのは
今後のいろんな予定を組みなおさないと、と。

四時半コンビニでおにぎり食べて
関山トンネルに向け走り始め(記憶があいまいだったのでレシートをみて書いています)
15℃表示のトンネルをぬけ
寒河江で、すでになんだか左膝の外側の筋が痛んできました。
うーん
旅行の時はさほど痛みなかったし
ブルべのときは100キロすぎからの痛みだったので50キロでの痛みというのは
どうだ、あと予定では250キロあります。
引き返そうかと思ったのですが、同じ道をまた関山のぼって帰る
情けなさっていったらないな。
もう少し頑張ってダムのとこまで行ってみよう、
そこでまた考えようと少しの登りの田舎道を行きます。

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前の日の夜なぜか脚の筋肉がけいれんを起こしていたっけ
と思いながら理由を探すけれどわからない。

いろいろ考えながら、だましだましツールドさくらんぼでたどった
ダムまでの道を行きます。あのときもきつかったなあ。
途中さむさのせいかと、脚を長タイツ仕様にします。

月山湖から帰ろうとおもったけれどもう少し行けるかな
どうせならまだ行ったことない道の景色をみてから帰りたい。
ときどき痛みが消えるので
もう少し行ってからエスケープルートを帰ろう
国道はやはり通りたくないけれど
しばらく我慢と、左端の白線10センチ内側をキープ
トンネルもリアのオートライトで点滅させ
自車をアピールしていたせいか
トラックも大きくよけてくれてありがたい。

やがて、自転車通行禁止区間に入り月山旧道で峠越え。
むかしはこれが国道で、自動車が往来していたとは信じがたい静かな道
六十里越」
山形に住んでいた時、知り合いが昔 ガキのころ親が
馬喰をしていたから何度も六十里越を通り馬をひいて庄内まで行ったものだと
話していたのがずっとどこかで気になっていた
そうかこれがあの六十里越街道 馬をひいてパカパカと。
坂はさほど急ではなく、ときおりセミの声が耳鳴りのように
きこえるくらいで、静か。

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景色が広がったりするご褒美や
うっそうとしたブナ林の中を抜ける街道にわくわくします。
途中、湧水があってぼうっとしたら、いきなりがさがさっと
なにかが飛び出してきてびっくりしたら、おばさんで
あーびっくりしたというと、後ろでくすっと
笑い声。こんな人がいないくるまがいないとこで
林から飛び出してくるといったらあれしかないのです。

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ここが峠。西川町から朝日村に入りました。

下っていったん113にまた戻り、ああ、こんなとこに出るのかと
知った道に少しなつかしさと、ずっと峠の中でいいのにと
残念感
山を歩いていて国道にでたときみたいな感じ。

 

しばし、うしろから来るクルマに遠慮しながら
あ城を向いて確認し抜いてもいいと端を走るのに
抜かないので、しょうがないとスピードアップ
下りなので50キロほどでトンネルを抜け再び旧道に入るべく
ストップ、少し行き過ぎて(下りでスピードを出すと止まることを忘れる)
戻って、峠に向かいます。

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この時点で振り返ると、帰るとか引き返すという選択肢を
忘れていたような気がします
次に来る坂のことも忘れていました
六十里越が気持ち良すぎた。

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かやぶき屋という民宿のかや吹き替えをしていました。

100万かかるとむかしきいたことが。

高速の下に、ちいさなかわいい家、道路の向こうの湧水になにか野菜を
入れてあり
木を燃やしながら、家の畑でなにか煮炊きしているおじさんがいました
だんだんお腹が減ってきていて、いいなあこんな暮らし
思わずなんか話しかけたくなったりして。
むかしここの集落には車でなんどか来たことがあり
懐かしい思いで登りますが、そこから坂はいきなり急になりました
羽黒山に通じる県道351号
雨天時通行止めもありうるとか
ほんとに急で、疲れてへろへろだったからか
久しぶりの25Tだったからか
時折まっすぐ登れず、じぐざくに刻まないときついのでした
誤差はあるだろうけどデータ上では35%とかでてギブアップ。

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ようやく乗り越え、放牧場だったのかきれいに借り払われた
でもいまは草が伸び始めたところを通過
やがて坂も終わりかというころきれいなそば畑やジュンサイ沼があらわれ
あーいいとこだなあ、と心底思い、このライドで一回だけしゃべったのは
このとき。
うわーきれいすぎるとつぶやいたのでした。

けれどこの後拷問かというほどの凸凹
アスファルトなのにグラベルダート
ブレーキ掛けなくても振動で速度は落ちるし
かけないと下手するとリムうちするかも
最もリムうちを避ける意味もあり23Cだし
高気圧にしてはいるのだけれど振動がすごすぎて
スマホは二度台座ごと落ちて探しに戻ったりでした
叢まで吹っ飛んでいたけど見つかってよかった

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鳥海山がみえました、雲の中に。

そば畑があってそば屋がないということはないだろうと
途中ブルーベリーハウスのソフトクリームを目指したけれど
振られて、目についただだちゃまめソフト350円

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つぶつぶ感がすっごいおいしかった
そば屋は満席で、これがお昼ご飯かなと
思いながら店を後にして、三分ほど走ると
脇道にそば屋を発見、車が数台だけだっので
入ってみると、あとからどばどは入店待ちになってアブなかつた

お腹に希望を聞いてみると鳥つけそば大盛ね
ということで、(庄内のうどんは固いのだ)
オーダーして脚をもみもみしながら待ちます

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出てきたのを見ると、えっそばが山盛り…
食べきれないかもと思い食べ進めてみても
やはりもう無理というとこまで食べてようやく
普通の店のざるの目が 見えない程度の普通の一人前に。
すみません思ったより多かったと謝ったのでした
店をでて13時

けれどソフトクリームはべつものということで
次に風車のしょうない道の駅によって14時
ベリーと生乳ミックス350円
うまい、けれど溶けるのがすごく速くて
風にソフトマリームの溶けた表面が飛んでいくのは初めて見ました。

さすが生乳の看板に偽りなし、すごくおいしかった。

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そう風が出てきてしかも向かい風になる位置方向。
ここまで来てしまいましたほんとはここから海にさらに向かう予定でしたが
ここでひきかえすことに迷いはなくむしろここまでよく来れました
そしてこんなとこにこんな時間にいるということにすこし焦り。
いいのか…帰れないんじゃないか
輪行袋もってくればよかったと
半分くらい真剣に思ったりしかし
自転車で帰るというのがいちばんめんどくさくなく
いけるとこまで行ってみようというのが一番合理的。


だんだんいろんなとこに痛みが出てきました。
脚の甲も靴擦れの兆候
靴下などいつもと変わらないのに
左足外すじは相変わらずで痛む範囲が右にも広がってきました
サドルにあたるおしりもこれはタイヤが固いせいかも
国道47号ははしりにくい、がほかに道がないのでしょうがない、
クルマの中でがんばって走ります

なんのために作ったのか入りにくい韓国の神殿のような
日本で入りの悪い道の駅ベストテンに
入っているのではないかという
道の駅はもちろん通過

信号もなく車にあおられるように速度を上げていたので
そろそろ休みたくなってきたところ
ブルべのときに使ったコンビニを見つけて
ほっとします、朝方以降
久しぶりのコンビニだったのだけれど
入るのを忘れてしまった。

なんとなくああ
もう大丈夫かもと脚の痛みとあの時の足の痛みを比べ
思って
あのとき残り100キロ、今回は80キロを切った
関山を迂回したとしても、別のもっと大きな登りがあるから
関山を登ってみることに賭けてみよう。

だんだん気もち悪くなってきて炭酸補給したくて
次に目に入ったコンビニに入り、少し休みま。

やがて残りが60キロ 40キロ と表示されると
平均時速からあと三時間 二時間と 頑張る時間が具体的になってきました。
体力配分も楽に考えれるようになり
夕暮れもライト残数時間もあり 安心 そう 安心 いける

 

戸沢のセブンイレブンから右折し舟形へ向かう道と

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舟形から大石田に抜けるこの道が気持ちよかった
新しい道探しはぼくの求める自転車ライドの魅力の一つ。
これだからわくわくが疲労のなかでもはっきり感じ取れました。
あとはもうここからは、疲労がすべてをベールで隠して
ひたすら走り続けました。

実際自転車で登ってみると車向きの国道は緩やかに感じることが多いので
そこに期待。
長い直線の登りを走り関山に最後の角を曲がります。
だんだん暗くなってきました。

途中最後のトイレ休憩をして次はラーメン屋さんまで頑張ろう
つぎは二番目の登坂車線だと、知った道だけにつぎつきと小さい目標を立てます。

と、充電が足りなかったのか、買ったばかりの明るいライトが
関山のかんじんのところを前にして切れました
あとは予備のスモールライトみたいなものしかなくなりました。
(一応250ルーメンはあるけれど暗く感じてルーメン詐称という疑惑浮上)

トンネルではやけにぬるい空気で若干登りなのでうしろから
トラックが来ようが、もう頭はもうろう、なにも考えないに徹して
ひたから白線の少し右を行きます。
(路肩の白線の上ににでこぼこを打っているの自転車にはいぢわるだなあ)

台風の前のいい天気な一日でしたがトンネル越えたら雨でした。
トンネルの排気ガスや温もり轟音
でてからの雨などはなんの、もはやもう完走にむけての祝福にしか感じなかったです。

ひとりトンネルの出口でマウンテンかクロスバイク自転車を押しているひとがいて
ここで自転車みたの二度目だ、珍しいなと思ったけれど、
声かける余裕なく、というか何で押しているんだ?という
思いしかわかず、こんにちはと横をとおりこして今考えると
悪かったなあ、なにかトラブルだったのかなあ…。

260K 12時間半

結論、250キロ程度をなんどかいろんな場面を走りこまないと
それ以上の距離はまだだめだ。

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昨日はもう気持ち悪くて帰ってからなにも食べれず爆睡。

今朝もだめで、昼にようやく回転すしでマグロを食べて復活してきたかな。

今度の連日200Kライドなんて大丈夫だろうか。

すこしペースを落とすことも考えたほうがいいのかな

でも速く走るとその分早く終わるんだよなあ…。