うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

酒田から一関ライド


書き忘れたのだけれど うさぎのブログ書いてるひとですか?と聞いてくれたかたは
これも以前 秋保から サイクリングして 遠刈田や蔵王にいったとき
いっしょにしばし走ったブルベな格好のひとで、ブログにも書いたことがありました。
後ろを走って楽しかったな
一旦別れてそのあと蔵王のジェラードやさんでも通過をおみかけした
リドレーお二人のうちのおひとりでした。

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宿泊して朝、六時半カレーの朝ご飯が待っていました。
サイクリング朝練に集まってきている方もいて
いったいここはなにやさん?かわったホテル。
このカレーが辛いのなんの、もう少し煮込みたかったと言っていたけれど
ここ十年で食べたカレーの中で一番辛かった。
でも。もたれないすっきりした不思議なカレー
こういうのってもう一度食べたいと思っても二度と食べられないんだろうなあ。

 

雨の日用水置換性オイル

前の日の夕方にチェーンにこの油をしていたからさびてはいなかったけれど
念のためドロップバックから自宅で使用しているチェーンオイルを取り出し
吹き付けます、チェーンの抵抗ってバカにならないんですよ。
とくにオイル切れは脚に来ます。

朝起きて疲れは半分くらいしか抜けていなかったけれど
膝が痛くはなかったのが救い。
月山に行ったときなんで痛かったのか、わからないのが釈然としないけれど
もしかすると筋の強化が筋肉に比べて遅くてほかの部分の筋力がついたことで
筋肉を支えるひざのすじに負担が来たのかもと 自己分析。
今後も痛くないといいな。マッサージとストレッチ大事。

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(特別公開)撮影はなおさん


さてAJ神奈川のお二人に見送られて300kのブルべ組より一足先に出発です。

と、街中を抜けるといきなり速いぞ
時速35~40k
ぼくはお尻を走りますが、間を走る夏油一位のひとのケイデンスが異様に速い。
何回転ですか?と聞くと平均で100だという…

先頭は米倉さん 筋肉質で身体が大きいからトルク型で
後ろから見ていると全く違う二人で面白い。
それにレース以外で 速い人にまえを牽いてもらったのは初めてなような。
ちからも自分よりあるので安心してついていきます。
自分のちからでは出せない巡航速度ですから 離れないよう
なるべく近づけていきます。

交通量が少なくなり坂になったとたんにちぎれてしまいます。
登りは二人についていけない…
昨日の疲れが半分残っていてぜんぜん踏めないから
米倉さんにもついていけないし
もともとケイデンスは120が限界なので
回せるほどうまい筋肉を使えていない。
もうこの坂を登ったら電車で帰っていいと言われたら
はい、と喜んで何の悔いもなく帰りたい
と真剣に考えながら登っていました。
でも電車が坂の上に待っていないし…登ったら下るので
下りはうれしくてひゃっほーと下るうちに忘れてしまいます。

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道路わきに大きな滝。

 

そのひとは引き足を70%つかうので
脚の前の筋力を使わず乳酸がたまらないので
いくらでも走れるのでレースの時も最後までとっておくとか。
でも緩い坂はアウター縛りにして速度をあげインナーは使わないとか

そういえば夏油レースの時、列車でちぎれかけたぼくをうしろからさっときて
抜いていってさよならーと見送ったことブログで書いたような。
その人がいま目の前にいて
あのとき見送ったちょっとつま先立ちな後ろ姿を
いまずっと見ていて、ときどき待っていてくれたり
ときどきぼくの後ろについたりして走っているのが不思議な感じ
乗鞍では四位だったとか。

ブルーラインのときも、横に並んでいて、ラインを譲らず
しょうがないから先に行ったらあとで抜いていったっけ。
なのでとても不思議、コーチをしている星さんの話も興味深かった
ぼくも登りながらもっとまわせと言われたけれど、
すでにインナーローだし
これ以上とても回せません…鬼コーチ。

自分より速い人と走るとでも面白いものでこの坂はその速度で上がれるんだと
実況をしてもらっているみたいで励みになります。
多くの場合、すぐ見えないところに行ってしまうので
みえる機会は今回の中でも貴重ではありました。

平地は巡行40キロだったので列車で引いてもらわないと出せなかった。
ときどき先頭がダンシングを多用するので後ろから見ていて
機関車みたい、と思ったのでした。


途中曲がりかとで待っててくれるもののやっぱり気を使って
ひーひーと追いつく姿勢くらいみせなきゃと思い
がんばってつくとすぐスタートで向こうは少し休んでるからいきなりはやい。


ケイデンスあげてといわれても
いやできるもんか あんただからできるんだ 基礎筋力が違うからね
と内心思う。

坂大好きだーと登りながら彼がいい
抜かれながら登りなんか嫌いだ下りが好きだーと叫ぶぼく
遊ばれながら
熱中症のあとのライドで160k走った道にでました。
いつしか秋田。

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チャーシュー麺。和風中華の塩気がおいしかった。


昨日は岩手から、宮城山形を走り
今日は山形から秋田岩手を走るみたい
あのとききつかった登りは今日はなんてことないな
まだまだあのときは甘かったなんて思いながら
記憶の道をたどります。

小安峡で休憩。
どうせ追い越されるしと 待ち合わせ場所をきいてアイスを食べた後
先にスタートしました、

まあそれなりに頑張りますが、うしろからぜんぜんこない
さぞゆっくり休んでいるのか?と思いつついたらトンネル手前の
大きなカーブでひとりがきました。
この坂はアウターだといわれなら しゃかしゃかと
あっというまに
倍くらいの速度差?

そして人工的な道を感じるけれどとても気持ちがいい景色のそこから、
トンネルを抜け左に、須川温泉方面。
春に栗駒ヒルクライムに行こうとして積雪通行止めだった道に入ります。
ああもうすぐだ
と思ったのは甘かった。
地図ではすぐ近くに見えたし、傾斜なんかないように見えたけれど
斜度が結構あって、登っても登ってもまだ登るし走っても走ってもつかない。
遠い。あとうしろから米倉さんが来ない。
なぜ。
ぼくが道間違った?いやそんなはずはない、須川方面と書いてあったし
春もここを曲がろうとしたし…だんだん不安になって力も入らなくなってきます。

なんとかよたよた頑張って、ようやく安心してため息がでました。
見えたのは、知った須川の景色でした。
でそこの最後の坂がまたきつくて。

抜いていったコーチを探してしばし休憩。
一息ついたら米倉さんが追いついて、聞くと
荷物を忘れてとりに戻ったそうな。

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ここはもう紅葉が始まっていて登山者であふれていました。
自転車乗りさんとはひとりも会わなかったな。
(あとでストラバみると二人くらい近いタイムでいらっしゃいました)

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ここまで道がとてもよかったな、景色も。
生きた水車は透明な水に、黄金色の稲穂が青空にとても生えていた
写真撮りたかったけれど、とてもても、
列車では道路の様子や前の人のホイールしか見ていないし
追う身としては止まる余裕なくただ景色を目に刻むのでした

また走りたい同じルートを。
いや栗駒の最後は須川に上がらずスルーかな
とは思いました。
さて
下り。

コーチさん俺くだり苦手なんだよな、先行ってと言うので
遠慮なく先に行きます。

そのまま回していったらバイクに追いついてしまい
しばらくバイクの後ろを走りますがやっぱり平地になるとついていけず、
そのままさよなら。
ふとうしろを見るとだれもいなくて、
なんか不思議な感じがしつつ、また登り。
ここでやっぱりしやかしゃかしゃか、と追いついてきた登り大好きコーチに
抜かれて…撃沈。

しばらく行ってアイスクリームやさんで米倉さんも追いついて
アイスクリームタイム。
ブルーベリーシングル。(なんかちょっとあまり食欲が)

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そして暗くなりかけたころ一関駅に到着。

二日続けて200k(今日は180k)
は初体験だったけれど、どこか旅に行くなら
この距離は走れないと

曳いてもらったから出せる速度というのはあるけれど
速度が出せないときは時間が長くなるくらいで
距離:疲労という点ではさほどちがいはないかと。

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帰宅してウェストバッグを開けたら途中のコンビニで買って
食べる時間、余裕なくそのままつぶれたあんパンとスイートポテト。

お疲れさまでした。
無事ほんと、脚がもってよかった
心底思いました。
筋肉痛以外の痛みがてなくてほんとうによかった。

 

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いい道でした、特に山形側。

このコースをブルべにお勧めします