うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

自転車のシューズ

自転車のシューズを買おうと調べていて感じることがあります。
足を一秒に二回程度上下させるため靴が密着していないとならず
しかも歩くことをほとんど考慮せず足と重たい機材とをくっつける
役割に徹するという靴というには特殊な役割

逆説的な話ですが今回結果として5年前くらい前の定価がわからないほど
古い自転車靴を数千円で買うためにいろいろ考えて考えました。

4年前自転車用靴を最初に買ったときはなにもわからず
とりあえず、かっこいいというデザインでフイジークを買い
(サイズ違いでも返品できないのでどきどきしました)
次の購入は2年後でレース用にとにかく軽いものをとジロ
今回は、脚により合うものそして足に優しく安いものをという
思いで。

一般的には日本人は幅広甲高だから欧米デザインの靴は合わないと
言われます。
ぼくも自分で測るといちおう2か3Eの足幅の持ち主のようだし
やはり日本人向けのものがいいのかなと
それで先日シマノの靴をとここで購入宣言したわけですが
ただ安くなっていて日本人向けというセールストークがあるものの
それ以外あまり惹かれるものがなく、躊躇していました。
シマノは靴自体に歴史がないわけだしノウハウ的にどうだろう
だいたいひとつもシマノ製品使っていないのに
全体にシマノ製品を使うことで
バランスとるというシマノ思想にもあわない気がするし。

履いている靴を振り返ってみてもイタリアのフィジークと
アメリカのジロにさほどの窮屈さを感じていないわけです
フィジークは青森行の時24時間ずっときつく締め付けて履き続けていたにも
関わらずなんともない
そんなに日本人にという国産のものを履いてみたいと
さほど意識しなくていいのかもと感じながらもさらに回想。

 

高校の時登山靴で最初に履いた靴はひどかったです、
登山道具専門店のさかいやオリジナル。
脚にあたりこっちが靴擦れ
今度はあっちが靴擦れと、半年くらい悩みました。
靴が足に合うのでなく靴に足を合わせるのだと
言われながらやがて足の指が変形。
それと前後して靴の皮が柔らかくなるよう油をすり込んだり
歩き方やばんそうこうの当て方靴下に工夫したりで
克服しました。

やがて時期が来て買いかえ、今度はイタリアのスカルパというメーカーのものに。
そうしたらこれがぴたっともう気持ちいい。
皮の柔らかさもぜんぜん違う。
最近まで履いていたイタリアのサンマルコ登山靴もベストフィットだったっけ。
今改めてそのことを思いだしたら迷いが吹っ切れました。
そういえばフィジークもジロも、最初若干どこか当たる感じはするものの
紐の調節やインソールの交換で何とかなってあとは気持ちよく履けたもの。

 

そもそも甲高とか幅広とか日本人向けとかそれ以前に靴として作り方のなにか
違いがあるんではないのかなと。
日本人には紙の経験があるように、あちらには靴文化の長い
経験や技術のようなものが。

わらじや下駄と言った素足文化だった日本は靴に関してあまり歴史が無いのだから。

 

 

つづく。