うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

振り返りつつ先を目指して

シュラフ、インナーシーツ、カバーでいっぱいのサドルバッグ。
今回はビジネスホテルとか温泉施設で仮眠という選択肢はなく。

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ビスコも持った

コンビニもたくさんある地域だし、補給食もそんなに持たない
ただ天気だけが心配。
いつものように半分まではゆっくり調子見ながら
目的はなにかという意識をもって。
前日八時に寝ました、当日夜二時に起きました、雪が降っていました。

膝にワセリン塗りつつ、天気レーダー予想とにらめっこ。

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雪がちらつく中の出発という覚悟


悩みに悩み3時出発を1時間遅らせ4時にしました。
遅くなるほど天気回復傾向だけれど、温泉の都合やライト充電 関山の登り凍結を考えても、夜に帰宅はしたくない、なんとなく36時間で帰ってはきたかったのです。


今回はほほ165キロごとに、仮眠ポイントを設けていました。
粟島に行かないことにしたものの温泉には入りたい、港の近くに、温泉はないかと調べたら
岩盤浴というまのがありました。
これはいいな二時間くらい寝られるかな
と、電話してやっているかと聞くと
予約入れておきます、自転車で行くから時間わからないですよ、というと
遅れてもいいですよ、というので、安心して予約、なんとなくですが
待っているひとがいると思うと行こう行かなきゃという意識が高まりますな。


雪のちらつく中出発、
今度戻ってくるときどんな感じで戻ってくるのかな、
未来の自分にエール。

いつものコンビニで朝ご飯食べて4時スタート。
路面に積もってはいませんでしたがゆっくりゆっくり
走りはじめて気が付いたのですが、クルマが
とくに大型トラックのよけ方が半端じゃなくすごくひろく開けて
抜いていきます、ときに反対車線からクルマきてるよ
大丈夫かと心配になるくらい、
なにがいつもと違う?
違いは荷物がでかいのと、足にきらきらを巻いているのと
2つリアライトピカピカさせているからかなあ。
あと滑りやすい季節だから?

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雪を踏んだらクリートがはまらない

関山峠に向うにつれ雪が…、いや越えたら
さらに雪が。足をクリートから外してフレームに座り、
転倒しても少しでもダメージがへるよう身体の重心を低くします。

こんなにブレーキをかけ続けたことない、雪で滑るとリムブレーキなんてほとんど効かない握力もだんだんなくなってくるのに、かけないと雪がこびりついてさらに効かなくなる。

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カーブの斜めになっているとこでの横滑りの恐怖におびえる



ブレーキをかけても加速していく、この怖さをなんて表現すればいい
両足ブランさせながら脚が濡れるのを感じながら、いのちが大事。
時速15キロ以下で下りました、この下りのストラバ区間、記録のなかで最低かも
と思いながら。

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越えてきたの? ひー と知らないおじさんに

なんと天童まで2時間かかってました、いつもなら60分くらいのとこ。
だいたい時速20キロプラスランチ休憩60分で、行程の計算しているので
さっそく遅れが30分。(その後160キロかけてほぼ遅れを取り戻しました)

山形市内は、予定より遅くなったけれどまだ通勤時間まえ、
混むしスピード怖いので走ったことなかったのですが
下調べの結果パイパスも走れるみたいなので(道交法上)今日は
クルマと一緒にパイパスを走ります。
なるべく道を考えたくない止まりたくないので。
高架の登りは通学自転車ダンシングで走ります。
ぷらんぶらん抑制、体力温存、スピードは気にしない。

今度信号で止まるとき、なにしようと思うのだけれども、よく言われるほら、
パイロット頭というやつ?、3割ほどしか働かない。
いや自分のほうでは、鶏アタマか、3歩いて忘れる。

 

あと10分ほど時間を追っている最中
赤湯で予定外に見かけた牛丼屋さんで(貴重な存在)で
牛丼とあさりとたまごのセット、肉大盛。
箸がうまく持てず、スプーンのようにして口の中にほおりこみます。
10分で出発。ふたたび20分ほど借金。

だれかに、「どこ行くの」と聞かれたら困るな、
どう答えよう。
どこそこをぐるっと回ってっていうのは面白くないんじゃないかな。
往復というのもさらによくわからない。
そうするとどこまで行くと一直線のがすぐわかってうわーってなるよね、
聞くほうもそういうのが、いいんじゃないかな

となると今回は、なんて言おう、小国?
秋田とか、酒田というと方向が違うし、
飯豊だとすぐそこだし、あと地名知らないし。
どっちかというとぼくもどっかわかりやすく一直線に行きたかったけれど
交通費かかるから、それは来年以降にかな。


長井と飯豊の境目のローソン、ここから小国までしばらくないという
ことを知っているコンビニは特別。
買うもの思いつかないけど入ります。
おにぎりと甘いものと飲み物とビタミン剤。
自転車ですかとふくよかな若い女性店員さん
手でくるくる。
気を付けてくださいね、
ありがとうございます
やさしい一言、仙台ではまず全く聞いたことがない。
遠くまできただけあります、ただ以前の職場の近くというのが微妙な。
この後よく、まつたけ採りに探検に入った山の脇を通過して
20年近くたつのにあのころとほとんど変化ない風景をみながら
とある、ことを思い出した。

ちかくの 道の駅に東京から出戻りで勤めていた5歳の子もちの美人女性が、
ぼくを見つけてやってきて「あしたクリスマスですね、夜こどもとふたりなんですよ、」
と言われ

えっ?それまでよく話をしていただけに

展開にびびってしまい、まあそれもいいんじゃないですか。
と答えたらその後、すぐどこかに行きその後なぜか会うことがなくなり、
数か月後同僚に聞くと、東京のもと旦那のとこに戻ったと
とてもやせてほんとうらやましいんですよー。
そんなの知るかと思ったことは置いとくとして
もしも、あのとき。
と、いうことを。ふっと でも
きっと変わらない、いまと。
美人ってなんかちょちよっと引いてしまうのは、
ぼくだけ?なんかう裏があるような気がしたり、

そんなはずはと信じることが怖い。

同じ時代鶴岡の道の駅でも納品の後わざわざ外にお見送りにでてくれる
モデルにスカウトされたことがあるという若い女性がいました、
どうして見送りに来てくれるの?
みんなに優しいの?外に出てきたいの?
みたいなことをきいた気がします。
みんなにじゃない、みたいなことを聞いたけど、その後、
とある宗教の新聞をとる羽目になったっけ。

まあいいやとかくロングライドは未来に向かっていくぶん過去のこと
振り返ることが多い気がします。
どこに行っても、その場所やこの感じどこかで、と以前験した場所を
思い出すことが多いです。

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まだ残ってましたすこし

施設のみんなと紅葉を見に来た赤芝峡、
走りに来て走れなかったきのこライド。
振り返りながら小国の白い道の駅までなんだか遠く感じました。

飯豊で除雪車とすれ違い思わず名前をつぶやきます、けーてぃー。
お仕事おつかれさま

あと塩まきしないでね、いやしてもらったほうがいいのか
意外に小国は雪がないけれど、わだちの形に残る一つを独り占め
クルマは反対車線までやはり大きく離れ、しばらくしてから
車線へ戻るそのときに雪を踏んで撥ねないように。
ありがとう。

それにしても自転車乗り誰ともすれ違わないな
もし会ったら友達になれそうな気がするぞ
と思いながら、ちょっと寂しい思い抱えて走ります。

新潟に入ると、道がいきなり広くなりやはりすごいなと思います。
ただ、どこを走ればいいか迷う、あとトイレに困る。
寒いといつもに増して近いので。足首もなんだか痛くなってきた
もしかしたらいつもよりパッドが薄いのでサドルが相対的に低いのかな
足首がなんだか動くのでなるべく動かないようにペダリングします
ときどきボキっと骨が鳴る(鳴らないとうずくように痛い、鳴ると気持ち良く楽になる)

160キロ走行って簡単にいい、簡単に考えるようになってきたのであれっと思うほど、
160キロは遠かった、やっと160キロ坂町。12時。
でもこの先何かあって、引き返せと言われたら
いやだなあと思いながら来た距離をかみしめます。
たかが160キロなのに、やはり遠いんだろうな、8時間かかるし。
予約していたより1時間遅くなったけれど、遅くなってもいいと言われたし、
そもそも1時間遅く出たからから何も問題ない順調、なにも起こるはずはないと
言い聞かせ、ゆっくりしていいんだよと自分に言い聞かせながら
予約していたルート上にあるはずの岩盤浴を探しました。
ありました。
が、なにか様相が違い、ビル?小さい。
ペットショップとブティックしかないんじゃないか?

看板を見るとその間に岩盤浴と書いてあるので間違いなさそう。
充電の支度をして、自転車を降りてペットショップに尋ねると
横だと、ぶてっくを案内されます。
そのなかに階段があるとか。
「かっこいい自転車ですね。」
ありがとうございます。
新潟はいいひとがいるとこだ。と自分の中で決定
あ、応援してくれたコンビニの人が住む山形も。

 

お待ちしてましたと、きれいな若い女性が奥から出てきてくれました。
オーバーシューズと靴を脱いだら靴下まで意外に濡れていて、、
きれいなフロアを汚してしまうのも申し訳なく、
玄関で靴下も脱ぎました。
エステテッイクサロンとかなんとかマッサージとか
ネイルさろんとかも一緒にしているみたいで
なんか場違い感もあって緊張します、顔もまともにあまりみれません。

いろいろ続く。
その前に本日の一曲

今、痛みに耐えかね、鎮痛剤をいつもの3倍飲んだら、

なんだか楽しくなってきたんですけど、あははん。