今日の目的は、止まっての補給なしで走ることと、走行中マッサージを受けて
効果を体験すること。
その矢の射る先のターゲットとしているのは、もちろん
あの日本で一番長い距離を走るという本州最果てでのイベントです。
いろいろ感じたこと、まとめてきれいに書けるといいのだけれど。
今日は大郷から、7時15分に出発。
ガーミンにもデータを入れたのだけれど、いろいろコース修正をしているうち
入れたデータのうちどれが最新だかわからなくなった、
それと記録の仕方、タイヤ周長の入れ方がわからないので…今回はレザインで。
RWGPSを頼りに走りはじめます。いきなり砂利道…、こういうとき
RWGPS地図を頼りにできて、自分の判断で走れるのはいいね。
ぼくはもともと左足の股関節の動きが良くないらしい。
今日は、動かすことを心がけよう、走りながらストレッチ。
そうかだからブレーキとなってケイデンスがあげられなかったり
右足で踏むことで、右足が痛むようになったのかもしれない。
広い広い農道、白鳥が、があがあ空を飛んでいきました。
やがて、最近できた女川への緊急迂回路として機能するらしい林道に
入ります、12パーセントの連続。
12パーセントまでなら、なんとかまっすぐ行けるみたい。
ぼくがきついと感じて避けてる坂って16パーセントくらいあるのかなあ
そういうとこに限って表示ないのだけれど。
全然車が走らない道って、砂が浮いているので意外に走りにくいという発見。
というかこけまくってから、下りが苦手になったかも、びくびくな自分どっかいけ。
女川9時半くらいに到着。そのまま通過し
原発の方向に向かい始めたら、通行止めの看板。
事前リサーチでトンネルの先が通行止めではあったので
トンネルはいけるのかもしれないけれど、行ってだめでは
ちょっと切ないし、今日はかんばる日なので逃げずに
コバルトライン往復行くかーと、登る前に自販機で甘い珈琲注入。
この後も体内に1600キロカロリー分しかないという
グリコーゲンがなくならないようこまめに糖分を投下します。
カロリーメイトは口の中で溶けず、息が苦しかった。
大抵のぼりの時しか食べられる余裕ないので…。
ビスコのほうがまだ食べやすいし、金つばの方がさらにいい。
あとは、コバルトライン、登って下って繰り返すだけ。
しかし長い、なんにも面白いものもないし、途中で飽きた…。
退屈でこれは修行かと思った、道はきれいなのだけれど
土曜のせいかうしろから結構トラックが来るし。
御番所公園にようやくついたころには、なんだか妙に疲労してました。
休む気にもなれず、というか、後から振り返ると
自販機で3回止まった以外は、コンビニや食費などまったく休みはなしでした。
あの写真で有名はポイントで写真撮ろうと思ったけれど
どこだかわからず、かと言ってそのまままた登りはじめるのは
き、つ、い、水もなくなってきたし、自販機カモンー。
と願ったら、オートキャンプ場があり裏手に回ったら、
恵みの自販機がありました。管理のおじさんが、すわってゆっくりしてございん
というので和みましたが、実は一分一秒を焦っているので
水もボトルに詰める以外は、すぐに出発。
さっきは1000円が890円になり、今度は500円だまが270円になって
重量増されました。とほほ。
帰りは速く過ぎた気がしますが、なんでだろう。
さほどきつくも感じなかった。峠とかも
行きと帰り、顔が違っておもしろいなと改めて。
そういう坂ほど面白い、あれだな、ツンデレってやつ?
下に降りて、万石浦東側の道を走ろうと思ったら、
ここも通行止め、斜面崩落とか、コバルトラインも数か所崩れていたし
去年の台風の影響はかなりだったよう。
ここで、少しずつ気になっていた数字が具体的になってきました。
155キロの地点に7時間以内に到達したい。
幸い、ほぼ平地。こころに秘めてがんばりますが
なんだろう、脚が回らない、疲れてきたみたい。
あと数キロが遠い遠い、進まない。気分は早くも完走めざして
くいしばるシーン。
よりによって日和橋の坂の途中。写真を撮るのに止まったら、うしろのトラックも
止まって、追い越ししたい様子。
ごめん、別に坂がきつくて止まったわけじゃないからね、と言い訳しながら
端っこによけて、先に行ってもらいます。
次の目標は、マッサージ。
ついてすぐに、10分でお願いします。
最低15分ですが、はい、でも時間がないので、料金は15分でいいので
10分でお願いします。
そう言って、すぐやってほしかったのですが、いろいろ手続きがあり
10分ほどロス。
いざベッドに横になり足だけやってもらいます。
若い女性ばかりスタッフが待機していたのですが、
最初に言葉を交わした方が担当さんで、横に大きくてぼくの体重の倍くらいある女性。
押してもらったら、すぐにうーっ、握っていた手がパーに大きく広がりました。
いてえ。力が強い…ってマンガか。
という、展開。
つぎつぎと繰り出すぐりぐり攻撃。なぜそこ。
ふくらはぎの付け根あたりを。
なぜそこにこだわるの、痛いよ…。
右側の方が凝ってますね、肩もやります、というありがたいお申し出を
辞退させていただき半泣きで退散。
なんだか走りはじめたら違うとこが痛くなってきて、
ちっとも楽にはなっていなかった
もう少しさするようにしてほしかったな、ぐりぐりきらい。
10分ではダメなんだなきっと。
重たい足を引きずるように向かい風。
松島基地の東側の運河に沿っての道がまた退屈で。
ひたすらまっすぐ、たぬきのためグソをよけながら。
途中あまりに退屈なので、ついでにしっこしようと、左端に寄って
脚をつこうとしたら、より過ぎて斜面のたたきの上に足を乗せてしまい
そのまま倒れかけ
その瞬間ってぼうっとした頭でも考えがぐるぐるするもので
倒れたら数メーター頭から落ちるな、また腰打つのは避けたい
いや避けなきゃだめだ、と右に自転車を押し、その瞬間に左足を上げ
踏みなおし、そしたら押した反動でまた左におしもどされ
今度は押さずに自転車を持ち上げ、右にやり…おっとっと、
右にやり過ぎて右に倒れそうに、あらららら
危なかった。
というようなイベントもありましたが
無事走行開始。
ここから40キロくらいなのに、向かい風もありやけに
進みまない、25キロ出すのがせいぜいで。
きついきつい、と思いながらがんばりました。
途中通行止めのせいで距離が200キロに8キロほど足りず
行きつ戻りつしながら、つじつま合わせ。できるだけ
数字をあとで検証できるように。
信号や工事でのストップ、マッサージで20分、自販機停車3回なのに
56分止まって余分にかかってました
全く止まって休んではいないのに、そんなに止まっていたんだなあ。
脚はそんなに早くなれないのでターゲットイベントに向けては、
休みを減らすしかないんだなあ。
レースチームに入れない自分のような人間にも手段でなんとかできるなら
なんとか完走への可能性をこじ開けてみたい。
150キロからのいつも失速を何とかしないと。