うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

ふじの花

いままで、フジの花、ちっとも花が咲かず
枝だけやたらと触手のごとく伸びては仕方なく切っていましたが、
一昨年あたりから、花がひとつふたつ咲き始め
今年ふと見たら、やたらとたくさんの房が。

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よく見ると花の枝と、葉の枝と別々に分かれているので、
それぞれの役割として、存在しているんだなあと
不思議な感じで眺めています、いつのまにか8年ほども過ぎて。

4年目くらいのとき本気で引っこ抜こうとしたけれど、抜けず
根元から切ったけれど枯れず、離れた地面からも伸びてきたときては

とんでもないものを植えてしまったと、先を憂い
後悔したりもしたけれど、ただ花など咲けばあと
丁寧に剪定などをしてあげたくなります。

 

瓶にさす藤の花房みじかければ畳のふちまでとどかざりけりという
句が好きで、特に「みじかければ」、というところが良いのです。
山にあれば、木を絞め殺してしまうほどの獰猛さをもってはいるけれど
花房と香りだけは…可憐で。