うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

600キロライドの前半

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本砂金あたりで早速、糖分入りコーヒー


朝方まで雨降り予想だったので、
二時出発予定を1時間遅らせ、初日長めだった距離を一日目も
300キロに減らしてルート図も書き換えたのが前日の夜。

幸いあめははやんでいてありがたい。

朝三時スタート、気温16度、寝汗かいたせいで喉が渇く、温かいもの飲みたい。

暗い中、明るいライトが行き先を照らす、きっとクマも逃げるだろう、少しづつ山へ。

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峠を一つ越えたところで明るくなってきました。まだ三時台

長い旅路です、ちからを抜いていきましよう。

 

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たんぼに光が反射しているのがきれいでした、

写真をたどりながら思い出します、記憶から零れ落ちていたけれど、

たどった道の記憶。このとき明るくなってきたことがただ希望のひとつでした。

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すずらん峠への道

乗りはじめのころ、ここまでくるのがやっとだった。、すずらん峠、きょうはちからを入れずゆっくりゆっくり。ゆっくり進んで疲れがたまらないように。

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目的地が遠くにあると、ここを目的地にしていた時より速く過ぎるのは何だろう、

いそがないから、らくだし…、なんだいつもちから入れすぎなのかな。

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このたぬきのマークかわいい。

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最初のエイド七ヶ宿

6時まえころにつきました、白石までは一本道。昨日のことのように思い出す。

途中高校生が道路左側散歩していた、久しぶりに前に人をみて避けたこととか

どうでもいいことなんだけど。

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七ヶ宿ダム

やけに緑がしみる朝のひかり、まだひとはほとんど見かけません

国道4号に出て、朝7時トラックに混じりながら北へ。

この旅でいちばんの交通量でした。

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以前この土手道を飛ばして、その後ばてたことを教訓として刻んでいます

だいたい土手道って、風がいつも向かい風な気がします。。たいくつだし。

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丸森のファミマ。夜走るとき頼りのコンビニがないという可能性も今後は。

二回目エイド、といっても補給くらいでほぼ5分くらいしか止まらない感じです。

急いでいるわけではないのだけど、目的があると、じっとしてられない性格なので。

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TTもできそうな峠に向かうストレート。

もっと山ほうの福島との境界に近いほうに行きたかったのですが

道がね、通れるのかわからないので、確実な峠を越えます。

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三方峠とでもいいたい感じの道です

しばらく海沿いをはしります、ここも冬によく走ったので

わかった道…のはずが新たに道がかさ上げされてあれれ、あっちいったりこっち行ったり、片側信号で止まったり、思ったように進めません、ちょっと走りにくい。


ひざの上が痛み始めたけど、だいじょうぶかな
靴底が厚いLAKEだからかなサドル上げようかな、

でもいまはなにもかえないほうがいいかな。

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今日の行程の半分はいつも特別、あとはもうたどり着ける安心感。

たしか亘理すぎたあたりだったかと思います、半分の行程を走って

ほっとしました。あっという間です。知った道のせいかな、平地だったからかな、

でもそれでいい、初めての600キロ自分に甘くしましょう。

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アリスが小さなドアをみつけた気分で、ついふらっと

ほんとは、もっと海沿いをすすむ予定でしたが、あまり面白い道じゃないんです

そこに向かう途中、水路に沿った小さな道を見つけてしまい、ついふらっと。

そしたらこの道、古墳みたいな避難の丘が空港東側にたくさんできてて

そこをつなぐサイクリングロードみたいで、それはいいんですけど

なんでわざわざ古墳を300度ぐるっとまわらなきゃならなんのよと、走りながら

わらっちまった、おまれに嫌いな土手沿いに出たり、いきなり砂利道になるし。

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最初はよかった、車来ないから補給のパンやおにぎりだしてピクニック気分。

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このタイプ、傾斜の境目がよくみえないので、こけそうになったことがある

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普通の道走らせてくれと本気で思いました

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ああ、きれいだあ ぱちり。

念願の閖上自転車道なんですけど、専用ではないんですね、自転車より

ランナーさんのほうが多かったです、しかも並走しているので右側から

追い越すのですが、イヤホンしててクマ鈴聞こえないみたいで、抜きにくかった。

歩行者って右側通行じゃないかと思うんですがなんで左側歩いてるんだろう

段差がめちゃあるし、よくみんなここスピード出して走れるなあ。

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ときどき今まで走ったライドの特徴ある場所がふっとフラッシュバックするときが

あるのですが、今回のライドでは、一日目は間違いなくこの自転車道

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ああ、みんなが写真撮るのは、ここかあ

ずいぶん遠くに来た気になってますがまっすぐくれば家からも近いとこというのがなんとも。

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狭くなってきた…葛の葉もはみ出て来た、なんかの裏道みたいな様相。

 

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多賀城、3回目エイド。

ここのコンビニでアジアの新人バイトくんがカードの取り扱いに戸惑っていたので、

教えたりするうち、―自転車ね?ときかれ、そうですというとこぶしを握り

親指たてて グーね。と言われ、うれしかったな、でもここも以前住んでいたとこの近くだしいまの仕事で毎週来ているんで、なかなか遠くに行けていない感じ。

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開き直って、松島に観光に来た気分で一枚

わー海だあ、松島だー。すごーい。

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石巻の45号直線を走ったら疲れを感じたので4回目エイド。

だんだん疲れてきました、進んでいるのか進んでないのかよくわからない気持ちですが

ときどき振り返り、さっき松島だったのに、今石巻だという進んだ感を確かめます。

で、今からツールド東北の南三陸ルート片道という感じ。

なんか走るの飽きてきた…。

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松島基地、ここもあの時津波に襲われて大変だったんだよなあ

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石巻の大橋から太平洋

ずっと海沿いを走っていたのに、この橋の上からこの日初めて太平洋をみることができました、理由はあの防災のためです。考えてみるとどこまでいっても被災地で

走っても走っても明るい気分になれなかったのは、そのせいかもしれません。

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女川、人がなんだかたくさんいて止まる気になれず

ここがラストコンビニでした、が石巻でストップしたので…と通過したのですが

このあとほんとに南三陸まで何にもなかった、店一軒もなかった…。

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大川小学校近くの「橋」から

こんなとこに津波が来るなんて思いもしないよなあと、改めて思います

知り合いの亡くなったお友達が大川小学校で先生をしていたそうです。

ぼくの大学の同級生も気仙沼で小学校の先生になったと聞いたけれど、

その後どうなったか…。

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とりあえず海が見えれば海を見ます

ツールド東北の時のときここエイドだったなあ、ということを何回も思い出します

一回通っただけなのに、よく覚えているものです。

でもこんならアップダウンあったかなあ、どこもおんなじ道のようで

それは覚えていない…。

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同じ写真のようで数10キロ違う場所です

リアス式のはずが似たような景色しかない感じなのなんでだろ。

 

デジャブ感を漂わせながら、進んでいるのかよくわからない感じでアップダウンを繰り返し、ようやく宿に到着17時、予定より1時間早く14時間での到着でした。

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はだかの解放感。

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半分の距離のところでは店がなにもないというのも泊まった理由でした

熱中症にならない程度の暑さでよかったな、でも一応体温測ってみたら

なんと35.4度。え?

 

夜早く寝ようとしたのですが…なかなか寝付けず…

頭がさえているというか、あれかも、去年の秋に500走った時

元気でる薬を飲んだけど、今回も途中で疲れたとき飲んだから其のせいかも

と、いろいろ考えたらまた寝られず…。

2時に起きるのになあ、23時すぎても東京から来た家族客がにぎやかで

それもあって寝られず…いろいろ不安な…

でも500の時も寒い中ほとんど寝ずにでも翌日250キろ走れたからと

妙な安心もあったりしつつ、うとっ、

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23時まで頭は起きていたのですが身体は寝ていたみたい

あとでみたら30分ほど深い眠りには入っていたのでほっとしました。